CEATEC JAPAN 2016(シーテック ジャパン)
[blogcard url="http://www.ceatec.com/ja/"]
10月4日から開催されるCEATEC JAPAN 2016(シーテック ジャパン)。
人工知能を活用したロボットなどの展示が目立ちました。
トヨタ自動車株式会社のそのひとつです。
トヨタ自動車株式会社
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座高10cmほどの小さなロボット「キロボ ミニ」が目玉です。
「何が食べたい?」
おなかいっぱい電気を充電したい。
スマートフォンを経由し、クラウド上で音声を認識して答える仕組みです。
しかし自動車との連携は必ずしも必要ないといいます。
トヨタ自動車株式会社の片岡史憲さんは
車で横に乗せることができるが、まずは人に寄り添うことで普段から一緒にいられる存在にしたい。
「車メーカーとして、どうしてこういうものを作ったのか?」
車からちょっと離れて、人の方向に寄り添うことで、もしかしたら車はどのように人の心を動かすのか、フィードバックできるのでは。
シャープ株式会社
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シャープ株式会社は最新のロボット家電をお披露目しました。
「ただいま。」
お帰りなさい平太郎さん。平太郎さんの好きな番組が始まるのでテレビをつけますね。
大浜平太郎キャスターの思考に合わせてテレビをつけるという提案をしました。
テレビはインターネットにはつながっていませんが電源が入りました。
赤外線リモコンで操作できる家電であれば、どのメーカーの家電でも呼びかけるだけで操作してくれるといいます。
「インターネットにつながっていない家電を操作するのは、どんな狙いか?」
シャープ株式会社の長谷川祥典専務は
インターネットにつないだ先に、どういう利便性、つないで良かったと感じてもらいたい。そうでないとつないでもらえない。
株式会社 Preferred Networks
[blogcard url="http://www.sharp.co.jp/"]
今回のシーテック、ベンチャー企業の出展も増え、2015年度の2.5倍になったといいます。
人工知能を開発するベンチャー、株式会社プリファード・ネットワークス。
こちらのロボットは棚にあるいくつかの品物の中から目的のものを自動で認識して取り出すことができます。
ロボットについているカメラが目の役割をして、人工知能が目的のものを見分けているのです。
ある条件をクリアすれば仕分けなどの作業は人工知能を持つロボットが人に代わって作業が出来るといいます。
株式会社プリファード・ネットワークスの松元叡一さんは
データですね、ディープラーニングで学習するためにデータがたくさん必要。十分にデータを集める環境があれば今の段階でもできる。
有限会社海馬
[blogcard url="http://www.caiba.net/"]
一方、人工知能ではなく、あえてアナログな方法でロボットを動かすベンチャー企業もあります。
榊原克衛社長は
インターネット経由で遠隔操作できるロボット。ユーザーの動きをトレースできる。
大浜平太郎キャスターがヘッドマウントディスプレイを付けるとロボットの視点が見えてきます。
首の動きやアーム型のコントローラーとロボットが同じ動きをして、人が遠隔地で仕事などができます。
空港のガイド役、通訳が足りないのでロボットを複数設置して通訳が必要なところにいるロボットと接続して通訳する。
榊原克衛社長は、人工知能の普及よりも先にロボットの社会進出を後押ししたいといいます。
実社会のどういうシチュエーションで役立つか、人工知能の代わりに人が操作して、のちのち人の操作を人工知能に置き換えていければいい。
Iotの人材不足
一方、Iotの人材不足を指摘される中、企業のトップは?
富士通株式会社
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富士通株式会社の山本正已会長に聞いてみました。
「人材は足りていますか?」
全然、日本だけでなくIotというのは、ものすごく幅が広い。ある一分野だけでなく、あらゆる分野にIotの可能性があり、人材は不足。今ある人材をどのジャンルに「集中と選択」するかが大きな意味を持つ。
「それは家電なのか自動車なのか?」
そうです。
「それは企業ごとに?」
国としても、企業としても、どこを自分の取り組み分野として集中して、商品として作り上げるかが重要。
株式会社日立製作所
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東原敏昭CEOは
人材はどういうジャンルかによるが、ビジネスや社会の課題を本当に分析する能力がポイント。
「柔軟なアイデアマンが必要?」
「モノからコト」「モノからバリュー」の提供に変わってきている。