製品やサービスを定額で一定期間利用できることでいま話題のサブスクリプションサービス。
WBSでもこれまでいろいろと取材をしてきましたが、その広がりはとどまりそうにありません。いま注目のサブスクサービスはどんなものなのか。
株式会社Casie
[blogcard url="https://casie.jp/"]
会社員の寺嶋さんは変わったサブスクを利用しています。
それが、
おお~。
絵画です。
月額およそ3,000円で好きな絵が借りられるサブスクです。
月に1回いつでも好きな絵に交換できます。
こんなサービスがあるんだというのが第一印象。
最初、レンタルから始められるのは入りやすい。
株式会社シェアダイン
[blogcard url="https://sharedine.me/"]
家事の負担を軽減するサブスクも登場しています。
共働きの屋比久美希さんは現在育休中です。
一人の女性が訪ねてきました。
実はこの人は出張料理人。
月2回、プロの料理人が料理を作りに来ます。料金はおよそ1万5,000円から。
メニューの中心はお客様が用意した食材を使う作り置き料理。
料理の時間を確保しづらい子育て世代などに人気です。
何をつくっていますか?
予定にはなかったがキノコがあったので炒め物にしている。
卵も使ってくれたんですね。
冷蔵庫に余っているものを使ってアドリブで料理をしてくれます。
この日はおよそ5日分のおかず、16品が完成しました。
あらかじめ定額でサービス料と食材費のイメージがつく。
結果的に安くつくと思う。
一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会
[blogcard url="https://subscription-japan.com/"]
広がりを見せるサブスクですが、1,000社以上のサブスクを支援してきた佐川隼人さんはユーザー獲得のためにはある要素が重要だといいます。
日本サブスクリプションビジネス振興会の佐川隼人代表理事、
サブスクをやることで企業は安定した収益を得られる。
それだけでやると消費者の支持を得られない。
悩み・課題をサービスで解決することで長く使ってもらえるサービスになる。
ユニ・チャーム株式会社
[blogcard url="http://www.unicharm.co.jp/index.html"]
その悩みや課題を解決するサブスクがレイモンド下高井戸保育園の中で始まっていました。
ダンボールが積まれた倉庫の中、保育士が取り出したのはおむつです。
この紙おむつは定額サービスで保育園に届いたもの。
こちらの保育園が導入しているのはおむつのサブスク。
乳幼児が使う紙おむつを定額で使うことができます。
始めたのは紙おむつ最大手のユニ・チャーム。
なぜこのような取り組みを始めたのか?
その裏には保護者のこんな事情がありました。
神奈川県に住むスミス郁恵さん。
夫と共働きで2人の子どもを育てています。
郁恵さん、引き出しからおむつを取り出し、書き込んでいたのは子どもの名前。
毎日5枚ほどのおむつに名前を書いて保育園に持参しているといいます。
手間ですね。
さらにおむつだけでなく、洋服や連絡帳など朝準備しなくてはならないものは沢山。
名前を書く作業がなければ朝の時間も少し余裕ができると思う。
こうした保護者たちの悩みを解消しようとユニ・チャームが始めたおむつのサブスク。
保育園の職員が在庫数を確認し、数が足りなくなると月に1度発注し、保育園におむつが直接運ばれます。
1歳の子どもを持つ保護者は、
朝の持ち物もなくなるのでとても楽で助かる。
名前のスタンプをおむつに押したり、手間が省けるのでいい。
保護者は年齢に応じた月額を支払います。
例えば0歳児は月3,000円でこのサービスを利用することができます。
さらに保育士にもメリットが。
こちらの保育園ではトイレの中で保護者が持ち込んだおむつを名前ごとに管理。おむつを替えるときに名前を間違わないように1つ1つ確認が必要ですが…
このサブスクを導入していると名前を確認しなくても簡単におむつを替えることができるのです。
レイモンド下高井戸保育園の大野じゅん園長は、
全ての子どもに同じおむつが使えるので保育士の負担も軽減している。
身近な問題を解決する新たなサブスク。こうした取り組みを始めたユニ・チャームは…
ユニ・チャームの広報IR室長代理、近藤和也さん、
このサービスを全国に広げることによって保護者や保育士の負担を軽減することをわれわれは目指している。