4月29日から始まったゴールデンウィーク。思い思いの場所でレジャーを楽しむ方も多いと思います。今回の白熱ランキングは人気急上昇中のあるレジャーに注目しました。
人気急上昇のレジャー!
都内に住む男性が作ったキャンピングカー。
内部にはさまざまなこだわりが…
イスを動かすとベッドに、さらに棚を動かすとカウンターキッチンんい早変わり。
松尾楓さん
全部つくりました。自分でつくった空間を自分の好きな場所に移動して旅ができる。
実はこの男性、車に宿泊しながら旅をする車中泊を趣味にしています。
いま車中泊が人気に。全国の車中泊ができる施設は3年間でおよそ2倍に増えています。
Carstay代表
宮下晃樹さん
コロナ禍で密を避けながらいかに娯楽を楽しめるか。
キャンプに興味を持ったが挫折してしまった人や、ライト層が車中泊に移行し、多くの人に人気になっている。
そこで今回は車中泊ができる施設の予約ランキング。人気に目をつけて新たな企業も参入しています。
白熱ランキング
8位~10位
まずは8位から10位。
8位 | 伊豆海の森スマイルキャンプ上 | 静岡・伊東市 |
---|---|---|
9位 | くるまで湯~泊 シャトレーゼホテル石和 | 山梨・笛吹市 |
10位 | 湯YOUパーク かんぽの宿 寄居 | 埼玉・寄居 |
湯YOUパーク かんぽの宿 寄居
注目したのは10位の「かんぽの宿 寄居」。
2年前から車中泊を始めたという大学生の宮本芽依さん。
大学生
宮本芽依さん
コロナで留学が中止になって途方に暮れていた時に車中泊をしようと思って。
この日向かったのは都心から車で1時間半ほどの場所にあるかんぽの宿。
車中泊のスペースは駐車場。1台5,000円です。
ホテルに到着した宮本さん、早速温泉へ。追加料金の800円を払えば何度でも利用できます。
夕食はホテルのレストランへ。しゃぶしゃぶや刺身がついたコースで5,500円。ちょっと贅沢しました。
日本郵政が運営し、長年赤字が続いてきたかんぽの宿。車中泊に期待をかけます。
かんぽの宿 寄居 総支配人
内澤信行さん
成長している車中泊を提供することで少しでも経営改善を目指している。
いずれ本業のホテルでも新しい客層につながればいい。
車内での過ごし方は勉強。集中できるといいます。
今年の夏から車中泊で全国を旅する予定です。
大学生
宮本芽依さん
この車で1年間車中泊をする。
オンラインで受けられる授業は車の中で受けたい。
4位~7位
続いて4位から7位。
4位 | 城ヶ島シーサイド RVステーション | 神奈川・三浦市 |
---|---|---|
5位 | RVパーク とみうら | 千葉・南房総市 |
6位 | 湯花楽 秦野店 | 神奈川・秦野市 |
7位 | RVステーション 京急湯壺観潮荘 | 神奈川・三浦市 |
RVステーション 京急湯壺観潮荘
注目したのは京急湯壺観潮荘。
神奈川県三浦半島。都心から電車で1時間ほどの観光地。
京急グループが運営するホテルの駐車場が車中泊のスペースです。
京急電鉄 生活事業創造本部
澁谷希さん
三浦半島は観光地が点々としていて公共交通機関だけでは観光が難しいという課題がある。
車中泊をすることで簡単に観光スポットを巡ってもらえる。
この日、車中泊に訪れたのは40代のご夫婦。2年前から車中泊を楽しんでいます。
思い立ったら遊びに行ける。
第二の家みたいな感じなのでホッとできる。
観光へ向かったのは地元で穫れた魚などを販売する産直センター「うらりマルシェ」。
駅から離れているため車がないと行きづらい場所です。
1日かけて三浦半島を楽しみました。
知らなかった風景に出会えた。
これからも三浦半島を楽しみます。
京急は車中泊で地域を活性化させ、沿線のイメージアップを狙います。
1位~3位
いよいよトップ3。
1位 | Hayama RV-SITE | 神奈川・葉山市 |
---|---|---|
2位 | 田舎バックパッカーハウス | 石川・穴水町 |
3位 | おふろcafé utatane | 埼玉・さいたま市 |
おふろcafé utatane
注目は3位の「おふろcafé utatane」。
さいたま市の中心部にある新しい都市型の車中泊スポット。
実はこちらの施設はいわゆるスーパー銭湯。
およそ1万冊のマンガや雑誌もあり、若者に人気です。
夜7時、車中泊をする車がやって来ました。
軽自動車を改造した小型のキャンピングカーです。
仕事帰りにやって来たという30代の則友一磨さん。
則友一磨さん
非日常を味わいたくて。
都心からのアクセスが良いので仕事帰りに来られる。
夕食の準備、この日のメニューはハヤシライスです。
費用は1台1,000円。周辺のホテルに泊まるより割安です。
おふろcafé utatane 副支配人
津久井りりかさん
今まで来なかった層のお客様が来ている。何度も車中泊をする利用するお客様も増えてきた。
さまざまな企業が参入する車中泊。新たな需要を取り込みながら今後も広がりそうです。