シリーズ「ケーザイのナゼ?」。
今回はバイクの国内出荷台数が今年上期、去年より3割増加しました。
90年代をピークにバイク市場は長く低迷していましたが、近年再び盛り上がりを見せています。一体ナゼなのか直撃リサーチしました。
株式会社SOX・イエローハット
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風を切って走るバイク。
ライダーの憩いの場になっている道の駅「道の駅 どうし」では休日ともなると満車状態になります。
湘南から来た。いま18歳。
きょう2ケツ(2人乗り)できました。気持ちいいし楽しい。
若い男性だけでなくバイク女子も。
風をきって走るのが一番バイクのいいところ。
車だと全身で風は感じない。
バイクが集まるスポットでライダーと話せるのも楽しい。
国内のバイク市場は10年ほど前に比べるとおよそ65%も成長。今年は去年を上回る勢いで売れています。
いまバイクの人気が沸騰。一体ナゼなのか?
若者も増えているがブームを支えているのは中高年です。
40歳過ぎてまたバイクに乗り始めたリターンライダー。
ガキの頃は買えなかった。欲しいバイクを。
この年齢になると買えるようになった。
18で免許を取って、30歳で結婚して、バイクに乗っていなかったが子どもがある程度大きくなって37~38歳になってまた買った。
生活に余裕ができた中高年のリターンライダーが増加しているのです。
ただ、ほかにもバイク人気の理由はありそうです。
バイクショップ「バイク館SOX 柏沼南店」を訪ねてみると…
バイク館SOXの鈴木英一さん。
好評で販売できているので在庫が少なくなっている状況。
入荷してもすぐ売れてしまうためフロアにはすき間が見られます。
いわゆる軽二輪、FZ25やXSR155。
軽くて扱いやすくて通勤でも使えると非常に売れ出している。
密を避ける移動手段として通勤に使う人が増えたといいます。
こちらがホンダのハンターカブCT125。これがいま非常に人気。
いま爆発的にヒットしているのがアウトドア仕様のホンダ ST125・ハンターカブ。ナゼそこまで人気なのか。
テントやいろいろな荷物を積んでソロキャンプに行く人も増えている。
ソロキャンプなどアウトドアブームが追い風になっているといいます。
今年7月までの1年間で計画の2倍近く1万4,000台を売り上げました。現在は数ヵ月待ちとなっています。
急なブームな影響はここにも。
教習所では毎日二輪の教習がフル稼働。
都内では入校まで数ヵ月待ちの教習所も出ているといいます。
めちゃめちゃ楽しい。
家の近くでバイクの免許が取れる所がすぐ入れなくてここだったらすぐ入れると。
全国の二輪免許の新規取得数は今年上期、去年より36%も増えました。
流山自動車学校の田村謙吾さん。
メーカーも力を入れてバイクを出してきたので動きがあると思っていたが想像を超えていた。
安全な運転者となって卒業してほしい。
今後は教習車の台数を増やすことも検討しているといいます。
一気に盛り上がりを見せるバイク市場。この人気はまだまだ続きそうです。