350グラムのサラダ。これが成人が1日に必要な野菜の量です。
ニューヨークや海外などでは野菜を摂るのでみんな賄えてるかもしれないですが、日本だとなかなかという感じです。
という中でこの野菜を朝食で、しかも色々な調理法で食べられる「浅ベジ」という新しい習慣が広がり始めています。
ボアメーザ
[blogcard url="https://boamesa.jp/"]
神奈川県・北鎌倉で新たに始まった料理講座。テーマは「朝ベジ」です。
料理研究家の若林三弥子さん、
朝食で野菜をたっぷり食べる習慣を暮らしの中で取り入れようと。
朝ベジ
朝ベジとは朝食の中に野菜を取り入れる食習慣のこと。
この教室は朝から手の込んだ野菜料理なんて作れない、そう思っている人向けに開かれています。
作り置きができる朝ベジをいろいろ紹介する。
まずは人参のサラダ。炒めておくと保存ができるといいます。これに葉物野菜を加えて出来上がり。
他にもトマトの茶碗蒸し、アボカドと卵の焼き物など見た目に美しい野菜料理を手軽に作れれば毎朝飽きずに朝ベジができるといいます。
参加者は、
いつも同じサラダになってしまう。同じ野菜を食べるにしてもすごくいい。
カゴメ株式会社
[blogcard url="http://www.kagome.co.jp/"]
朝ベジに注目した取り組みは企業にも。
カゴメが2017年に本格稼働させた農場。育てているのはベビーリーフです。
高根ベビーリーフ菜園の田中裕人代表は、
ホウレン草の幼葉の栽培をしている。収穫まで大体30日、これは収穫まであと1週間弱。
ベビーリーフとは発芽してから1ヶ月ほどの葉物野菜のことで、ここではホウレン草に小松菜、ルッコラやビートを栽培しています。
えぐみがなく甘みが強い。とても食べやすいものになっている。
10月から首都圏のスーパーで販売を開始。特徴は時間のない朝でもすぐ使えるようにと洗浄してから出荷しているところ。
カゴメではトマト関連の売上が7割近くを占めていますが、朝ベジ向けにベビーリーフ事業を強化することでトマトに次ぐ第二の柱に育てるといいます。
カゴメの広報グループ、鶴田秀朗部長は、
まだまだ市場は小さいが今後大きくなることを狙っていきたい。
有限会社アキダイ
[blogcard url="http://www.akidai.jp/"]
朝ベジを商機と捉えているのはスーパーでも。
都内で野菜を中心に扱うスーパー「アキダイ」では11月18日から毎週土曜日の午前中に「朝ベジ市」を開催する予定です。
秋葉弘道社長は、
店でも販売のチャンス。
「朝ベジ市」で扱うのはトマトやキュウリなど調理の手間が少なく食べやすい野菜が中心。
また10月に2週連続で日本を襲った台風の影響で1ヶ月前より価格が4~5倍に高騰しているレタスなども「朝ベジ市」では通常より安く販売するといいます。
朝ベジ市のときだけは赤字覚悟でも野菜を中心に安く売っていこうという思いがあるので、お客様にさらに野菜を摂取してもらう機会にしてもらいたい。
ブームになりつつある朝ベジ。日本でも定着するのでしょうか?