BMWジャパンが去年発売したおよそ2,000万円のクルマ。7台限定でオンラインストアで売り出したところわずか3分で完売したそうです。
いま海外メーカーを中心にクルマのネット販売が広がりをみせています。
その狙いを取材しました。
ビー・エム・ダブリュー株式会社
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9月21日、BMWジャパンが発表したSUVタイプ「THE X7」の日本限定モデル。
BMWジャパンのブランド・マネジメント・ディビジョン、遠藤克之輔本部長。
美と技の究極を紡ぐ伝統の文化、最新の技術を施して彩ってくれた。
その特徴は…
山口博之記者。
アームレストからインパネまでかなり凝ったデザインになっています。京都の西陣織の技術が詰まっているということです。
金箔が織り込まれるなど高級感を意識した「X7 西陣エディション」。本体価格は1,680万円です。
3台限定で9月22日午前11時からオンラインストアで販売します。
オンラインで提供するが、たくさんの方々に興味を持って美しさを楽しんでいただければ。
去年7月から全車種のオンライン販売を開始したBMWジャパン。
来店せずにクルマを選べるようにデジタルショールームを充実させました。
申し込みから契約までネットで完結し、希望すれば自宅で納車できます。
オンラインを使うことでBMWの車はそれで購入できるということを知ってもらえる。
オンライン販売を始めた狙いは何なのか。販売店でその理由を聞いてみると…
BMW横浜三ツ沢支店の長村剛支店長。
ショールームはなかなか来る機会が難しい状況で、仕事が忙しい方もいるので自分の好きな時間で車の選定ができるのが大きい。
これまでのBMWの購買層の中心は富裕層で来店客の多くは40代から50代だといいます。
しかしオンラインストアではネット経由でストアを訪れるお客様の半分を20代から30代が占めるといいます。
オンライン販売は商談が短時間かつ簡潔に進むことが新たな顧客層獲得につながる。
車購入の検討が少ない若い方、国産メーカーのお客様から新しい出会いを増やしていきたい。
コロナ禍でも好調な高級車。1,000万円以上の輸入車の販売台数は1年前に比べておよそ4割増えました。
オンライン販売を取り入れることで新たな客層の開拓につなげたい考えです。
オンライン販売に取り組む動きは国内メーカーにも広がっています。
ホンダは来月にも日本のメーカーとして初めて国内で新車のオンライン販売を始める計画です。
量販車種を中心にラインナップは検討中で車選びから支払いまでオンラインで完結できるということです。
先行してオンライン販売に乗り出したBMWジャパン。新たな一手を考えています。
すべてのショールームにある在庫をデジタル上で検索できたり、オンライン上で仕様の確認ができたりするようなツールも今後拡充する予定。