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[WBS] [白熱!ランキング]高額商品続々…"電動歯ブラシ"[株式会社ビックカメラ]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナを機にある意外な家電の購入単価が上がっています。なぜ人々はより高い商品を求めるようになったのでしょうか。

今回の白熱ランキングです。

株式会社ビックカメラ

[blogcard url="https://www.biccamera.com/bc/main/"]

都内の家電量販店「ビックカメラ有楽町店」。

コロナをきっかけに売上を伸ばしているのが電動歯ブラシです。

久しぶりに歯科に行ったら全然歯が磨けていないと言われて買ってみようと思った。

その価格を見ると、なんと4万円前後の高額な商品がずらりと並んでいます。

ビックカメラ有楽町の倉方裕也さん。

高価格なモデルも売れている。

若い人も「一番良いのはどれですか?」と聞いて買ってくれる。

今年の4~8月の電動歯ブラシの出荷台数は前の年と比べておよそ4%アップ。しかし、それ以上に出荷金額が30%もアップ。

つまり1台あたりの単価が上がっているのです。

実際この店でもお客様の平均購入金額が2倍近くに上昇。

一体なぜ高額商品が売れているのか?

今回は電動歯ブラシの売れ筋をランキング。

8~10位

まずは8位まで。

8位ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000フィリップス2万2,850円
9位オーラルB プロ600ブラウン6,980円
10位ソニッケアー9900プレステージフィリップス4万5,540円

ソニッケアー9900プレステージ

番組が注目したのは10位。フィリップスが今年6月に発売した最新モデルです。

価格はおよそ4万5,000円。

この強気な価格の理由をメーカーに聞くと…

フィリップス・ジャパンの佐々木栄美さん。

ブラシの圧力を自動的に調節する。

大きな研究成果を詰め込んでいるので高くなっている。

秘密はこの部分にあるマイクロチップ。

搭載された特殊なセンサーが磨く強さや範囲などを検知し、強く当てすぎるとランプが光って警告。自動で動きが弱くなります。

ブラシの形は1,000パターン以上シミュレーションして開発したとのこと。ブラシの長さや確度がそれぞれ違うのが分かります。

そのブラシが1分間に3万回以上振動。

口の中で唾液の水流を作り、歯の隙間の歯垢も除去するという仕組みです。

ちなみに替えブラシは3本でおよそ5,000円。

なぜ今、高額電動歯ブラシのニーズが高まっているのでしょうか。

コロナ禍でお客様がオーラルケアに非常に関心を持っている。

想定以上に販売を伸ばしている。

歯科医はコロナ禍の歯磨きの重要性をこう指摘します。

鶴見大学名誉教授の花田信弘歯学博士。

ウイルスと一緒に病気を増悪化させているのが口の中の細菌。

その中には非常に危険な菌がいる。

口腔ケアは重要。

4~7位

続いて7位から。

4位オーラルB iO9ブラウン4万3,780円
5位ソニッケアープロテクトクリームプレミアムフィリップス1万2,060円
6位オーラルB すみずみクリーンキッズブラウン1,960円
7位オーラルB プロ2ブラウン1万70円

オーラルB iO9

番組が注目したのは4位。去年10月発売のブラウンの最高級モデルです。

およそ4万円と高額ですが発売1ヵ月で2,000台以上も販売。

なぜヒットしたのでしょうか、使い方を見せてもらうと手にしていたのは歯ブラシと連動させたスマートフォン。

磨く前は歯が青く表示されていますが、磨いていくと白く変化。磨き具合を確認できるのです。

磨き終わると…

96点。

歯磨きを採点してくれます。

さらに歯の外側や内側の磨き具合が表示され、磨き残しがあるのかどうかが分かるのです。

実は開発には100億円以上かけ、数千人分のデータを集め、最新のAI技術を使用したといいます。

2005年にブラウンを買収したP&Gは今後も高価格帯の商品に期待を寄せます。

P&Gオーラルケアのアジア部長シニアディレクター、大川正樹さん。

室の高い自宅でのセルフケアを望む人はこれから増えてくる。

高価格帯商品は成長の余地がまだある。

トップ3の前に電動歯ブラシの正しい使い方を専門医からアドバイス。

歯と歯の間に毛先を突っ込んでから動かす。

こう動かすと歯の表面しかきれいにならない。

ほかにも注意点が…

デリケートな歯茎と歯の間は丁寧に磨かないといけない。手で磨く。電動歯ブラシと主要ブラシの組み合わせが重要。

1~3位

トップ3は家計に優しい1万円以下のものが並びます。

1位ソニッケアープロテクトクリームプラスフィリップス8,000円
2位ドルツ EW-DM62パナソニック5,500円
3位ソニッケアープロテクトクリーンフィリップス6,340円

ドルツ EW-DM62

2位に入ったのは5,000円台と手頃な価格のパナソニック ドルツ。このコンパクトさが特長です。

パナソニックのパーソナルマーケティング企画課、市川央課長。

日本人は欧米人と比べて口が小さい。

日本人が使いやすい商品を重点的に開発している。

パナソニックが電動歯ブラシに参入したのは1970年代。

当時の価格はおよそ3,865円でした。

その後、電気シェーバー用のリニアモーターを電動歯ブラシに応用し、年々モーターなどの小型化・軽量化を進めてきました。

そんなパナソニックの最新モデルがこちら。

ボディ部分に小型化した2つ入れることによってブラシが横と縦に動き、磨き残しを減らす仕組みにしました。

価格はおよそ3万3,000円。パナソニックも今後、高額商品に注力していくといいます。

よりハイグレードな商品。

いろんな機能が付いた商品を重点的にアピールしていく。

進化を続ける電動歯ブラシ。今後も注目です。

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