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[WBS]10万円「年内現金一括も」!二転三転…自治体は"不満"も

2021年12月13日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

岸田総理大臣は12月13日に18歳以下への10万円の給付金についてこれまでの現金とクーポンで2回分けて給付する方針を一転して年内に現金一括給付も選択肢だとの考えを示しました。

ただ政府の方針が二転三転したことで自治体からは年内一括給付は間に合わないなど不満の声が挙がっています。

10万円給付方針転換!「年内に現金一括給付も選択肢」

今年の漢字に選ばれたのは「金」です。

東京オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の金メダルラッシュなどが反映されました。

街では…

今年はどんな1年だったのか街の人に聞いてみます。

大谷翔平。

きのう子どもが結婚式をしたので「縁」

1年前に入籍してコロナ禍で大変だったが。

そして街で偶然であったのが…

「珍」ですね。珍しい。

音楽をやっていて、「B.B.クイーンズ」の「インチキおじさん」です。

実はこの方、おどるポンポコリンで有名なB.B.クイーンズの近藤房之助さんでした。

仕事が90%ぐらいキャンセルになり、ようやくポツポツと仕事が入ってきた。

そしてこの人は…

岸田総理。

新しい資本主義を切り拓いていく。今年の漢字は拓く、開拓の「拓」。

そう語った岸田総理ですが国会では「金」の問題が直撃しています。

子育て世帯への給付金については年内からでも10万円の現金を一括で給付する形で今回の対策の内容を実行することも選択肢。

年内現金一括給付も認めるという土壇場の方針転換。

しかし…

豊島区の子育て支援課、山本りか課長。

自治体が振り回される。

10万年給付二転三転…「間に合わない」の声も

岸田総理。

丁寧に地方の声を聞き、柔軟な制度設計を努めた結果として選択肢をいろいろ用意した。

もともとは年内に現金で5万円。来年の春ごろにクーポンで5万円分を給付する方針でしたが…

一転して年内に現金一括給付を認めた岸田総理。

街の人は…

クーポンだと使える場所が限られるので現金の方がありがたい。

半分は貯蓄で半分は服を買ったり旅行に使ったりしようかな。

もらえるなら早い方がいいと思う。年末になるといろいろお金がかかるので。

しかし自治体からは困惑の声が…

豊島区の子育て支援課、山本りか課長。

正式通知で認められない限り動けないというのが正直なところ。

手元にあったのは1回目の給付金の案内。給付額は5万円と書かれています。12月14日から年内給付の対象となっている1万2,000世帯に発送されることになっています。

今は予算も5万円しか組んでいない。議会の承認をまず得なければいけない。

実は10万円の給付金の財源の半分は今年度の補正予算から捻出されることになっていました。しかし、補正予算はまだ成立していないため年内に現金一括給付する場合、自治体は一時的に5万円分を立て替える必要があるのです。

このため豊島区は年内の一括給付は見送るとしています。

10万円の現金一括給付をするのであればもっと早く決めてもらっていれば取り組むことができた。

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