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[WBS]ワクチンは過去最多!インフルエンザ企業向け新サービスも[株式会社ベネフィット・ワン]

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この冬、新型コロナだけでなく厚生労働省が警戒するよう呼びかけているのがインフルエンザの感染です。過去最多となるおよそ7,000万人分のワクチンも確保し、厚生労働省の専門部会は9月5日に高齢者などにインフルエンザワクチンの接種を呼びかける方針を了承しました。感染予防を促す企業向けの新たなサービスが登場するなど警戒感が高まっています。

今冬 インフルエンザ流行か!ワクチン過去最多 企業も警戒

企業向けに福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワン。9月5日に発表したのはインフルエンザワクチンの接種状況を企業が把握できるサービスです。

サイトを通じて従業員はインフルエンザワクチン接種の予約を行うことができますが、同時に企業側は従業員のワクチン接種の状況を把握できます。

企業が恐れているのは集団感染のリスクです。

ベネフィット・ワン
白石徳生社長

従業員が1週間くらい休むというのは会社としてダメージが大きいので、できればそのリスクを少しでも軽減したい。
有効なワクチンを打たせるのは多くの経営者が考える。

企業も警戒するインフルエンザですが行動制限が緩和されて人の移動が増えていることや過去2年流行しなかったことで免疫を持つ人が減少していることから流行する可能性が大きいと指摘されています。

また南半球のオーストラリアではコロナ以降、インフルエンザの報告はほとんどありませんでしたが、今年の4月後半から報告数が増加。流行が確認されています。

ワクチンを製造するメーカーもすでに準備を進めていて第一三共は過去最多の生産を予定。KMバイオロジクスも過去最多の生産量で9月10日にワクチンを出荷します。

KMバイオロジクス
藤田洋一さん

ワクチンメーカーは数社しかいないので可能な限りたくさんの方に接種してもらえるよう短期間で安定供給することを目指す。

厚労省はインフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種は可能だと説明しています。

専門家は…

国際医療福祉大学
松本哲哉主任教授

こちらにインフルエンザワクチン、こちらに新型コロナウイルスワクチン。
両方それぞれの腕にワクチンを打っていくことになる。
場合によっては2つのウイルスに同時に感染する人も出てくる。
そういう人は片方感染するより症状は重く出やすい。
重症化しやすい可能性は高い。

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