ウクライナ情勢が予断を許さない状況となっています。アメリカのバイデン大統領はロシアが数日中にウクライナに侵攻する可能性があると強い懸念を表明しました。一方、ロシア国防省は2月19日にプーチン大統領の指揮でミサイルの発射演習を実施すると発表しました。

そんな渦中のウクライナで1月にビジネスを始めたばかりの日本企業があります。ビジネスを継続することはできるのでしょうか。

緊迫 ウクライナ"危機"!
進出したばかり 日本企業は?
東京・六本木。

あるオフィスを訪ねるとオンライン会議の真っ最中です。
街の風景はどう。

テレビとか見なければみんな普通の生活をしている。

相手の男性がいる場所はウクライナの首都キエフです。

こちらの会社は中古車の海外販売を専門に手がけるビィ・フォアード。

日本と韓国で中古車を仕入れていますが、販売はウェブサイトを使うのが最大の特徴。

車を並べて売るリアルな店舗はありません。

実はこの会社、1月4日にウクライナに新たな販売拠点をオープンしたばかり。その直後に事態が急変しましたが…

「仕事に影響は?」
ウクライナのスタッフ。
国民は状況が落ち着くのを待っている。落ち着いてから買うという人が多い。

「緊迫化しているが?」
ビィ・フォアードの山川博功社長。
紛争や争いごとがあるのは僕らの会社が取り引きしている国では日常。

落ち着いた様子の山川社長。というのも…
「一番多く輸出しているのは?」
いまはアフリカのタンザニア。

実は昨年度の売り上げの5割を占めるのがアフリカでの販売。紛争が多く治安の悪い新興国との取引を数多く経験しているためウクライナでのビジネスも着実に進める構えのようです。

今回のウクライナのようなことは新興国との取引が多い場合はよくあること。

何かあると困るので気遣うようにはしている。
