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[WBS]越境ECで人気の「昭和レトロ」!円安効果!?海外から購入アップ[BEENOS株式会社]

2021年11月17日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日本に外国人が気軽に入国できない中で越境EC、つまり海外から日本のネット通販で買い物をするという人が増えています。

大手越境ECサイト「Buyee」の売上高です。

過去最高となったこの売上高を後押ししているのが今年に入って急激に進んだ円安です。11月17日には114円90銭台と4年8ヵ月ぶりの円安水準となりました。

海外からの買い物がお得なったこともあり好調な越境ECですが、中でも意外なものが人気となっています。

BEENOS株式会社

千葉県柏市にある倉庫。中に入ってみると段ボールがたくさん積まれていました。

越境ECバイイーを運営する
ビーノス
佐藤唯さん

海外のお客様に送る商品。118の国と地域に発送している。

ここは越境ECサービス「バイイー」の倉庫。新型コロナで人の行き来がしづらくなったことからインターネットを通じて日本のものを買う外国人が増えているといいます。

バイイーを運営するビーノスの直井聖太社長は好調の要因について…

越境ECバイイーを運営する
ビーノス
直井聖太社長

円安で日本の商品が買いやすくなっている。
アセアンの国だといまだに日本の商品は高価。円安だと買いやすくなる。

今年に入って円安が進んでいます。例えば1月に1万円するものをドルで払うと97ドルでした。

ところが同じ1万円のものでも11月17日の為替レート、ドル114円ならおよそ87ドルと10ドルほど安く買えることになります。

円安高価で海外から見ると買いやすい状況になっています。

その海外で人気の商品を見せてもらうと…

番組スタッフ

海外で人気商品は?

越境ECバイイーを運営する
ビーノス
佐藤唯さん

昔放送されたフィギュア。
ゲームとか機器も売れています。

また山下達郎さんや大貫妙子さんなどのレコードも人気で海外でも昭和レトロが売れているといいます。

その昭和レトロ人気の火付け役の一人が…

韓国のDJ・音楽プロデューサー
Night Tempoさん

♪恋人よ~ぼくは旅立つ~

韓国の人気DJ兼音楽プロデューサーのNight Tempoさんです。

70年代や80年代の日本の歌謡曲やシティポップをアレンジ。アメリカを中心に世界で若い世代のファンが多くいるといいます。

昭和の音楽が人気の理由をNight Tempoさんはこう語ります。

韓国のDJ・音楽プロデューサー
Night Tempoさん

洗練され、カッコいい音楽として再解釈されている。
YouTubeなどをきっかけに一度はまると抜けられない。コアなファンが多い。

Night Tempoさんの活動拠点でもある韓国・ソウル。

市内にあるレコード店では今一番売れているのが80年代の日本のレコードだといいます。

レコード店の店長

竹内まりあ、山下達郎、角松敏生などが人気。
店にあるものは全て売り切れ、値段が5倍や10倍になっているものもある。

買いに来るのは20代や30代の若い人たちが中心です。

お客さん

今の音楽は機械的だが、30年前はピアノやギターの豊富なサウンドのものが多くよく聴いている。

海外で高まる昭和レトロ人気。越境ECサービスを手掛ける直井社長は…

越境ECバイイーを運営する
ビーノス
直井聖太社長

日本にあこがれを持ち文化に関心ある世代がネットを使い、物を買うので自分たちの意識次第で伸びるマーケット。

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