【完全栄養食】コンビニバカ売れ!謎のパン
食品業界の最新儲かりキーワード。続いてのワードは【完全栄養食】。
確かにこの言葉、最近雑誌や新聞、業界紙などをよ~く見てみるとちょいちょい出てくる。
しかも、その市場規模の予想が2024年になんと145億円ってこれは相当儲かりそうな予感!
で、すでにその【完全栄養食】でかなり儲かっている会社があるってことで、やって来たのは中目黒の住宅街にある…
「ここですね。」
なんか普通の一軒家みたいな会社?
あれ、そんなに儲かってないのかな…ここ。
まっお邪魔します!
ベースフードの橋本です。
あの橋本舜社長、こちらの【完全栄養食】が結構儲かっていると聞いたんですけどホントですか?
累計1,000万食売れています。
ではその【完全栄養食】を見せてください!
「パンですね。」
パンですね。
そう、こちらがこの会社、ベースフードが作る完全栄養食、その名も「ベースブレッド」。
なんかこの袋、最近コンビニで見かけたような気も…
237円のプレーンタイプに248円のチョコレートパン、270円のカレーパンなど一見わりと普通のパンに見えますけど…
社長、どの辺が【完全栄養食】なんですか?
完全栄養食はたんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸など人間の体に必要なものが全て必要量以上入ってる食品。
そう、【完全栄養食】とは厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」に基づく必要な栄養素が全て入っている食品ということ。
しかもその栄養素の数はなんと、なんと31種類!
こちらのパン、ベースブレッドを1食2袋を食べれば1日に必要な栄養素を3分の1が摂れる。
つまり1日3食食べれば1日分の栄養素が全部摂れる計算。だから【完全栄養食】なんです。
しかも、ついつい摂り過ぎがちな糖質や塩分はちょっと控えめになっているというから嬉しい。
このベースフード、5年前からネットで売り初めて以来、ジワジワと口コミで売れ、今年の3月からはついにコンビニのファミリーマートでも取り扱いを開始。
ファミリーマートの消費音本部、田中瑞起さん。
最初は4店舗で試験的に販売。
想定以上の反響。
現在、約3,000店舗で販売。
栄養バランスはとにかくこのパンを食べていれば大丈夫そうという手軽さが受けて、主にお仕事が忙しい40代を中心に売れているんですって。
しかし、31種類の栄養素を1つのパンに入れ込むのは…
開発担当の田沼聡美さんによると…
作るのがめちゃくちゃ難しい。
普通のパンとは比べ物にならないほど色々と難しいらしい…
まず大変なのがその材料。
主な原材料になります。
ベースブレッドの材料は小麦全粒粉、小麦胚芽、昆布パウダーや大豆、チアシードなどここにあるもの以外も含め10種類以上。
昆布パウダーはミネラル豊富。
小麦全粒粉は食物繊維とビタミンB群が豊富。
大豆はたんぱく質。
と、確かに健康には良さそうなものが色々ありますが…
「色々な栄養たっぷりの材料を入れればできる?」
いや、それだけではない。
色々な食材をただ混ぜるだけじゃダメ!
どれか特定の栄養素を多くするのではなく、31種類をバランス良く入れつつ美味しく仕上げるというのがとても難しく、まさにベースブレッドのレシピに使う素材の組み合わせはパズルのような難しさだとか。
さらにベースブレッド作りでもう一つとっても難しいのがその焼き方。
実際にベースブレッドを作っている工場で何が難しいのか聞いてみると…
ベースフードの白川美穂さん。
栄養素によっては焼き時間で壊れてしまうもの。
絶妙の焼き時間をはかって調整。
そう、31種類ある中にはビタミンのように熱に弱い栄養素もある。
そこで焼き上がっても栄養素が消失しないギリギリの温度や焼き時間を管理しています。
こうして栄養満点の【完全栄養食】が完成。なんだかすごくありがたく感じる。
ベースフードは完全栄養食でがっちり!
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