バインミー・サンドイッチ
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東京・高田馬場、路地にひっそりと佇むお店。
午前11時の開店時間になると約15人の行列ができます。
お客様は
裏路地なのに結構人がいっぱいいて、すぐに店が分かったね。
パクチーのいい匂いがする。これはうまい!!
このお店は都内でも珍しいベトナムサンドイッチの専門店。
1日350本が売れる人気の秘密に迫ります。
バインミー
ベトナムサンドイッチ「バインミー」。
ベトナム語では「パン」を意味しており、使われるのは決まってフランスパン。
実はバインミーはフランスの植民地時代に広がったもので、いまではベトナムの定番料理です。
そのバインミーを日本で食べられる数少ない専門店。
ベトナムハム&レバーペースト
1番人気は「ベトナムハム&レバーペースト(550円)」です。
まず作り始めたのはベトナムハム。豚モモ肉に混ぜたのは
決め手はニョクマム(魚醤)です。ニョクマム(魚醤)はクセになると思う。
サンドイッチの具材にもかかわらず、魚醤というクセのある調味料を味付けに使うのが特徴。
成形し、蒸し上げ、出来上がったハムからは魚醤ならではの味わいが楽しめ不動の1位を守る原動力となっています。
次に作り始めたのは大根と人参を三杯酢に漬け込む、日本でもお馴染みの紅白「なます」です。
食べ応えを出すために太さは違いますが、味付けは日本と一緒だそうです。
この「なます」をパンに挟むといいます。
なますが大量に入っていますね。
そうですね。ちょっと吃驚するぐらいなますが入っている。
ベトナムでも当たり前ですね。ご飯の付け合せとか、日本のお新香みたいな感じ。
さらに別料金で色々なものがトッピングできます。
最近人気のパクチーを追加すると、他の具材が見えないほどに山盛りに入れられます。
一体、どんな味がするのか?
さっぱりしていて合う。おいしいです。
アジアとフランスがミックスして、すごい口に合うと思う、日本人の。
バインミーはアジアとフランスが融合したベトナムのソウルフードです。
そんな故郷の味を求めるベトナム人のリピーターも少なくありません。
ベトナム人のお客様に「来店は何回目?」と尋ねてみると
3回ぐらい。
ベトナムのものと違う?
どちらもいい。
本場のお客様からも評価され、ついに行列店の仲間入りを果たしました。
お店のきっかけ
しかし、意外なきっかけでこのお店を始めたといいます。
木坂幸子店長によると
カナダで語学を学んでニューヨークへ渡って、ベーグル店で修行して、日本でベーグル店をやるのが夢だった。
ただ留学先のカナダで運命的な出会いを果たします。
それこそがバインミーでした。
こんなにおいしいものがあるんだって、日本は結構ベーグル店が増えていた。いまさらベーグル店をやってもなと。
そこで木坂幸子店長は、具材もパンも一から学び始め、小麦粉や塩の配分量を試行錯誤し、具材の味を引き立てる「日本流」バインミーを完成させました。
ベトナムのフランスパンは、パンで食べると味気のない、塩気のきいていないパンで、それをうちのパンと比べると、うちのパンのほうが好きだなと。
フランスからベトナム、そして日本へ。
国を渡り、その土地に合った変化を見せるバインミー、果たしてこの先、どんな進化を遂げるのか。