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[WBS] 「顔認証」でおもてなし!?温泉地・白浜の挑戦!

2019年4月19日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

間もなくやって来る10連休ですが各地の行楽地では長い行列ができることも多そうです。

そうした混雑緩和に一役買いそうなのが顔認証の技術です。

その顔認証技術を地域の強みにできなかと探る動きを取材しました。

アドベンチャーワールド

[blogcard url="http://www.aws-s.com/"]

和歌山県白浜町。

この町にあるアドベンチャーワールド。

パンダが6頭いることで有名です。

平日にもかかわらず今日も入り口には長い行列が出来ていました。

その入口の横にはある専用のドアが…

結城かほる記者、

通常はチケットを購入したり引き換える必要があります。明日からは違うルートがあるそうです。

顔認証

アドベンチャーワールドが4月19日から始めるのは顔認証による実証実験。

専用ホームページに名前などの基本情報、顔写真やクレジットカードを事前に登録しておきます。すると、受付のカメラの前に立つと顔が認証され、入場チケットがカード決済されるのです。

窓口に並ばないまま、チケットを買って入ることが出来ます。

現在は事前にネット購入した入場券を自宅で印刷するか、売り場で引き換えなければいけませんでした。

知らなかった。便利は便利。

登録が簡単だったら使う。

顔認証の導入でアドベンチャーワールドはお客様の利便性が上がるほか、さまざまなサービスの提供が可能になると考えています。

アワーズの長井勝義さん、

「おもてなし」が実証実験のキーワード。

顔登録していることで迷子の捜索とか誕生日にサプライズができる。

この技術はNECが開発したもので、来年の東京オリンピック・パラリンピックに使われる最新技術と同じものです。

SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE

[blogcard url="https://www.keyterrace.co.jp/"]

白浜町ではいま一度登録すれば地域内の復数の施設で情報を共有し、利用者が顔認証を使ったサービスをどこでも受けられるようにする取り組みを始めています。

現在、この顔認証の実証実験に参加しているのは空港を中心とした5つの施設。

サービスを提供しているホテル「シラハマ キーテラス ホテルシーモア」。

顔認証で導入したのは…

白浜館の中田力文社長、

鍵が勝手に開く。キーいらず。

顔がすべて認証のアイテム。

顔認証を使ったルームキー。温泉地だからこそのニーズがあるといいます。

4人のお客様も今、鍵はひとつ。

カップルで風呂に行って鍵は奥さまが持っていて、旦那さまが先に出たとき、顔認証ですぐに開くのでそういうことも含め非常に便利。

さまざまな施設でキャッシュレス決済や、それぞれのサービスが提供できれば観光地全体のアピールにつながると期待しています。

白浜は白良浜というビーチが有名だが、海水浴場に現金は持っていきたくない。

この顔認証が白浜全体に広がればお客様は何も持たずにビーチにも散策にも行ける。

この実証実験、地元の中心となっているのが空港の運営会社。

地域内での調整にあたっている空港運営会社の森重良太さん。

この日は空港ロビーに設置した登録方法の説明表示を見やすくできないか話し合っていました。

うまくここの前に「使って」を出していけたらいい。

現在の顔認証の登録人数は100人程度。将来的には外国人でも使えるサービスを提供し、南紀白浜を訪れる観光客を増やしたい考えです。

交通・飲食・宿泊とお客様の目線で街全体がサービスすることが重要。

なんとかこの取り組みを続け、「特別な体験ができる地域」としてあり続けたい。

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