テレビなどの黒物家電に関するニュース。7月20日に発表された6月の国内出荷量はオリンピック前の駆け込み需要などもあり、BDレコーダーや50型以上の薄型テレビが1年前に比べて2割以上も伸びていました。
ただ今回、番組が注目したのは車に搭載するAV機器などで1年前に比べて6割近く伸びています。一体なぜなのか、その理由を探っていくとコロナ禍ならではのある事情も見えてきました。
株式会社オートバックスセブン
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東京・江東区のカー用品店「A PIT オートバックス東雲」。
今どんなカー用品が売上を伸ばしているのか取材してきます。
こちらはカーオーディオのコーナーです。
新車の売れ行きが好調なことなどからこうしたカーオーディオの出荷台数も1年前から6割近く増加。コロナ前を上回る勢いです。
ほかにも。
A PIT オートバックス東雲の秋葉雄太さん。
ルームミラーの代わりになるもので。
リアガラス(車の後方)にカメラを設置して、ミラーに映し出す構造になっている。
車の後ろにカメラを付け、その映像をモニターに映す電子ミラー。
電源を入れなければ普通の鏡のようですが…
映りました。これがいま後方に見えるカメラの映像。
後部座席に人が乗っていたり、荷物を積んだりしていても後方の視界を確保できるのが特徴。
あおり運転などの社会問題を受けてドライブレコーダー付きのものが人気を集めるようになり、売り上げはコロナ前に比べて2倍に増えています。
シガーソケットからスマホやパソコンの充電ができるインバーターやポータブル電源なども前の年を上回っています。アウトドアや災害時の備えとして購入するお客様もいるそうです。
コロナの影響で意外にも伸びているのが座席に付けるサポートクッション。
長く楽に座れると車内だけでなく家でテレワークする人も家の椅子だと腰が痛くなることが多くて、これは家の中でも使える商品になっている。
「車内用に作ったものが?」
家の中でも使えるアイテムになってきている。
さらにこんなものも…
好評なのがこのテーブル。
座席に取り付けられるテーブル。今年3月までの1年間でコロナ前の2倍の売上げになったといいます。
その使い道は…
ハンドルに引っ掛けるもの。後部座席にも取り付けられる。
テーブルを設置してパソコンを開いて仕事をする人がかなり多くなっている。
なんと車の中で仕事をする際に活用されているのだとか。
ネットのつぶやきを見ると…
家に居づらい。在宅ワークならぬカーワーク。
長引くテレワークで自宅に居づらくなり、仕方なくマイカーの中で仕事をする車内テレワークが増えているのだそうです。
車内テレワークとはどんなものなのか。
カメラマンとして働く山口結子さん。週に1度は車で出かけて自然が見える場所で仕事をしています。
家でずっと仕事するのがしんどいときは車で出かけて移動オフィスな感じ。
軽自動車の後部座席を倒し、パソコン用の机を置けばさながら移動オフィスです。やってみると意外に快適なようです。
カフェだといろいろな音があって集中できないことがある。
車内だと狭い空間なので仕事するしかない。
食事もお湯を沸かして車内で済ませます。
コロナをきっかけに生まれた車内テレワーク。今後、新しい働き方のひとつとして定着していくのでしょうか。