地域の奮闘する企業を取り上げる「輝く!ニッポンのキラ星」。
新型コロナウイルスの感染拡大はものに触れることへの意識を大きく買えました。広島市のベンチャーが開発したある非接触の技術に注目が集まっています。
コロナで注目"空中ディスプレイ"!
中国地方の中枢都市の一つ広島市。
その市内に55店舗を展開する地銀の広島銀行。
全国初となるあるATMを導入しています。なにやら手を空中に向けて指を動かしていますが近づいてみるとそこには画面が…
金額を空中で打ち込むと実際に現金が出てきました。実はこれ画面を空中に映して操作できる新しいATMなのです。
広島銀行 営業統括本部の浜岡亮さん。
画面を直接触らず操作ができます。
昨年5月の導入以来、清潔感・安心感があるという声をいただいている。
このATMを広島銀行と共同開発したのがアスカネットというベンチャーです。
1995年設立、写真を中心とした事業で業績を伸ばし、2005年に東証マザーズに上場。
従業員は375人。
売上高は57億7,300万円に上ります。
事業の柱は個人が写真集を作ることができるフォトブック事業です。
インターネットを使って1冊から制作できるサービスを世界に先駆けて始めました。
売上高30億円を超える会社を支える成長部門です。
アスカネットはもともとまちの写真館から独立する形で創業。以来、新規事業を次々と打ち出し成長してきました。
葬儀などに関係するサービス「フューネラル事業」もその一つ。写真を和服や普段着などに着せ替えて遺影に。
製作枚数は年間35万枚と業界トップ。国内シェアおよそ30%を占めます。
売り上げも25億円と事業の柱の一つです。