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[WBS] ヤフー・アスクルが争奪戦!ネット通販「ロハコ」の魅力!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

IT大手「ヤフー」と通販大手「アスクル」をめぐる問題。

ヤフーはアスクルに45%出資する筆頭株主です。

その両社がある事業運営を巡って激しく対立しました。

そして8月2日に開かれたアスクルの株主総会でヤフーはアスクルの創業者である岩田社長らの再任に反対し、岩田社長は解任されました。

その両社の争いの火種となったのが共同運営するネット通販事業の「ロハコ」です。

ネットショッピング事業をめぐり両社の戦略の違いはどこで生まれたのでしょうか?

その背景を探ります。

アスクル株式会社

[blogcard url="https://www.askul.co.jp/"]

高橋ゆかさん

都内に住む高橋ゆかさん。

雑貨の輸入業を営んでして月に数回、ロハコの通販サイトを利用しています。

こちらがロハコで買った除菌スプレーとハンドソープ。

デザインがすごくかわいいです。

友だちが来た時も普通だと隠したくなるけど、これなら外に出しても大丈夫。

ロハコ

ロハコが女性のユーザーを惹きつけるのはこのデザイン。

大手メーカーと協力し、オリジナルの商品を取り揃えています。

またロハコの良さは配送にもあるといいます。

アマゾンは別に届くことがある。発送元が別で一緒に頼んだつもりが実は別だった。

ロハコだと一括で全部買える。

ロハコは独自の物流システムを構築していて、物流センターでは最新鋭のロボットを使ったピッキング作業が行われています。

また自社の物流網で配送を行っていて、都市部では1時間単位で時間指定をすることができます。

ヤフーが狙うのはこの物流システムだと専門家は指摘します。

物流に詳しい角井亮一氏、

ヤフーは主要なショッピングモールの中で一番物流で遅れている会社。

その遅れを挽回しようと考えたとき、アスクルの物流は魅力的に感じる。

当日配送をやるためには自前配送が必要。

ヤフー株式会社

[blogcard url="https://www.yahoo.co.jp/"]

そのロハコをめぐって対立するアスクルと筆頭株主のヤフー。

8月2日に開かれたアスクルの株主総会ではヤフーからアスクルへ派遣されている社外取締役への質問が相次ぎました。

ロハコを持っていくことに関してどう考えているのか。

ロハコ事業をヤフーに持ってくることはございません。

ロハコ事業のヤフーへの譲渡を明確に否定。

取締役の選任ではヤフーがアスクル創業者の岩田社長を含む取締役4人の再任に反対する議決権を行使して岩田社長が事実上解任となりました。

社長を解任されたアスクルの岩田彰一郎氏、

不本意な結果。

結果は重く厳粛に受け止め、きょうをもって経営から退く。

株主は、

ヤフーの印象は完全に悪役。悪いけど。

アマゾンや楽天と競争があるが、ヤフーなら対抗できるし、面白いものになってくれば世の中のためになる。

そうした中、アスクルが午後に開いた取締役会で新社長にロハコ事業を統括していた吉岡晃取締役が就任。

今後のヤフーとの関係については「どういう提携がいいのか議論していく」と述べるにとどめました。

ネット通販をめぐる両社の次なる展開はどうなっていくのでしょうか…

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