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[WBS] 「スニーカー出勤」の会社が急増!?拡大する「ビジカジ市場」!

2017年9月29日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ビジネスマンといえばスーツに革靴というのが定番ですが、今このスタイルが大きく変わろうとしています。

とある商社のオフィスの風景ではスーツに身を固めた人がいる一方でスニーカーを履いたカジュアルな格好の人もいます。

実はこれ働きやすさを向上させようと企業が始めたビジネスカジュアル、通称「ビジカジ」という取り組みです。

いま導入する企業が増えていてビジカジ向けの商品は急拡大しています。

こうした中、ビジネスマンの足元に勝機を見出し動きだした企業が現れました。

株式会社アシックス

[blogcard url="http://www.asics.com/jp/ja-jp/"]

東京・渋谷区に9月29日にオープンする「NIPPON MADE」。

アシックスが展開するスニーカーブランド「オニツカタイガー」の専門店です。

アシックスジャパン ライフスタイル事業部の小林淳二部長、

こちらがオニツカタイガーの「NIPPON MADE」モデル。国内の工場で職人が全ての工程を手作業でやっている商品。

NIPPON MADE

こちらでは高品質なレザーを使用した「NIPPON MADE」モデルを販売します。

スニーカーの着用を推奨する企業が増えていて、そういったシーンで「NIPPON MADE」を使うお客様が増えている。

従来品よりつま先部分が長くレザーの高級感を感じられる「NIPPON MADE」はジャケットなどと組み合わせやすいビジカジスニーカーとしていま人気を集めているといいます。

この店ではさらなるニーズの取り込みを狙いビジカジ向けの商品ばかりを扱うことにしています。

秋の新商品。上質なレザーをアンティーク加工してトレンドの厚底を使用。ジャケットスタイルでも合わせやすいデザイン。

こちらの価格は2万6,000円です。

その他の「NIPPON MADE」も2万円台で従来品と比べると1万円ほど高くなりますが、「NIPPON MADE」の売り上げは去年に比べて2倍に伸びているといいます。

30代~40代のお客様が特に買う。ブランドへの信頼、履きやすさでお客様が増えている。

伊藤忠商事

[blogcard url="https://www.itochu.co.jp/ja/index.html"]

ビジカジを導入する1社が伊藤忠商事。

今年の6月にカジュアルな服装で仕事ができる脱スーツ・デーを始めました。脱スーツ・デーは全社員が対象、毎週金曜日に開催されます。

人事・総務部の西川大輔室長は、

働き方革命を考えるうえで、よりリラックスしたり自由な発想で金曜日の働き方、服装を楽しもうとしている。

今月からはよりカジュアル化を進めようとスニーカー・デーを設け、社員のスニーカーの利用を促してきました。

人事・総務部の髙澤桃乃さんは、

スニーカーを会社に履いてきたことがなかったが、金曜日にカジュアルなスタイルで来たらリラックスした状態で働けた。

いまでは髙澤さんはビジネスカジュアルの日が楽しみだといいます。

他の会社や友人からは金曜日だけテイストが違う服を着られるのは目新しくていいという声をもらう。

株式会社コナカ

[blogcard url="https://difference.tokyo/"]

ビジカジの波はこちらにも、紳士服大手のコナカが運営するオーダースーツの専門店「ディファレンス KITTE丸の内店」。

ディファレンス事業部の中嶋傑さんは、

オーダースーツは年配の人が利用するイメージがあるが、最近では20代から30代後半ぐらいの方が利用する。

以前はブラックベースのものが非常に人気があったが、最近は2つ要素があって素材感がカジュアルに近い生地が人気。または柄がチェックのものが非常に人気。

ディファレンスでは約160種類ある生地の中から実際にお客様が利用する環境に合わせ洋服のトータルコーディネートを提案しています。

そのため上下セットではなく、ジャケットやパンツだけを勧めるケースも多いといいます。

こちらにあるような感じで上下セットで着る方もいるし、ベージュ系のジャケットにホワイトのパンツを合わせて着る人もいる。

スニーカーとかカジュアルなセーターとかも同時に提案している。

自社製品のスーツだけでなく、お客様がすでに持っているカジュアルな服や、スニーカーとの組み合わせを提案することでお客様の間口が広がり、売り上げも伸びているそうです。

足元から広がる新たなマーケット、ビジカジで日本のオフィスが変わり始めています。

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