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[WBS]イスラエルで進む「3回目接種」!効果は?副反応は?[新田朝子さん]

2021年11月23日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ドイツの新型コロナの新規感染者数です。7月ごろは少なかったのですがその後増えていき、直近では1日あたり過去最多の6万人が新たに感染しています。

こうしたヨーロッパの一部、そして韓国などでも感染が再拡大しています。

この感染再拡大を食い止めるため期待が集まるのが3回目のワクチン接種です。日本では来月から始まりますが、先行する海外の現状を取材しました。

新田朝子さん

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穏やかな風が吹き、過ごしやすい時期を迎えている11月のイスラエル。

イスラエル在住の新田朝子さん。

ビーチ沿いに立ち並ぶ店はにぎわいを取り戻している。

去年からイスラエルに暮らすフリーアナウンサーの新田朝子さん。街には行き交う人が溢れます。

エルサレムのマーケットではほとんどの人がマスクを着けていない。

実は7月頃から感染の急拡大に襲われていたイスラエル。そこで8月にイスラエルは3回目のワクチン接種を開始。10月下旬には感染は収束傾向となりました。

今月からは一部の条件は付くものの観光目的も含めた外国人の入国も再開するに至りました。

イスラエル市民。

国民のほとんどが3回ワクチンを打った。

普通の暮らしに戻っている。周りに感染者もいないし素晴らしい。

自身も8月に3回目のワクチン接種をした新田さん。

2回目と3回目がほぼ副反応は変わらない。

3回目の方がつらくて大変だったという声も聞かない。

これまでは感染者が増加する度にロックダウンをして感染者の抑制を図っていたイスラエルですが、今回は厳しい規制をせずにワクチンのみで対応。経済活動への打撃も少なく済んでいるといいます。

大半の人はロックダウンをもう一度するのはつらい、しんどい。

打撃を受けている人が多いので経済を回すことは重要かなと。

中国でも9月から「3回目接種」!五輪控え…すでに6,500万人

一方、中国でも9月から3回目の接種が始まっています。

北京市内のワクチン接種会場。

北京支局の佐藤真人記者。

外国人の私も受けれるそうなので今から受けてきます。

接種後、異常が出ないか30分待ちます。

私は今、3回目の接種を終えてきました。観察時間の30分が経ちましたがワクチンパスポートのアプリを見ると3回目のワクチンを接種したという記録が反映されています。

中国では3回目の接種を終えた人は6,500万人あまり。来年2月にオリンピック開催を控える中国。

北京支局の杉原啓佑記者。

北京中心部に向かう高速道路です。PCR検査の陰性証明の提示が必要となった影響で車が混雑しています。

3回目のワクチン接種に加えて先週から北京市に入る高速道路では陰性証明の提示が義務づけられるなどオリンピックを前にゼロコロナを徹底する姿勢です。

日本「3回目接種」来月開始!2回目から8ヵ月以降が対象

日本でも12月から3回目のワクチン接種がスタートします。

「3回目接種はどうする?」

40代男性。

積極的に受けたい。日本も次の波が来るのかなと。

30代の夫婦。

受けます。

後遺症の方がどちらかというと怖い。

3回目接種の対象は2回目から原則8ヵ月以降の希望者で医療従事者から順次進めます。

使うワクチンはファイザーまたはモデルナで当面はファイザーとなります。また例えば職域接種でモデルナを打った人が3回目のファイザーを打つといった異なるワクチンの使用が可能です。

ただ打つ意思を持ちつつも少しためらう人も…

70代女性。

今のところ日本は落ち着いているので絶対打とうとは思っていない。

感染者が去年みたいにいっぱい出てきたらたぶん受けると思う。

30代女性。

39度くらいの熱が出て、この世の終わりを感じたけど。

でも打つとは思う。

3回目接種の必要性について専門家は…

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授。

ワクチンの効果が下がっていくのを見過ごして次の波を迎えるわけにはいかない。

海外で感染が再拡大している中、日本も第6波に備える必要性があると指摘します。

ウイルスが入ってくれば感染そのものは起こるかもしれない。

ただし3回目の接種で重症化しづらくなることは間違いない。

安心材料を増やしていくことが大事なんだろうと思う。

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