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[がっちりマンデー]コンビニでだけ見るよく知らない会社!(1)[株式会社アサヒコ]

コンビニでだけ見るよく知らない会社!

コンビニだけ見る!謎の儲かり商品!年1,000万本 豆腐バーの秘密は固め方

コンビニだけ見る!よく知らない会社。

まずやって来たのは都内のセブン-イレブン。

お惣菜などが並ぶ棚にちょっと気になるものが!

「あ!これ!」

「豆腐バーと書いてある。確かに見ますよね。」

そう、これ!最近流行りのサラダチキンの置いてある近くで結構見かけるパックの食べ物。

TOFU BARて書いていますが…

「売れているんですか?」

セブン-イレブン・ジャパン 商品開発担当の子出藤優さん。

めちゃくちゃ売れてます!

「笑顔になるくらい!」

はい!

セブンの子出藤さんもホクホク顔のこちら豆腐バー、1本138円から。

味は和風だし、柚子胡椒、枝豆とひじきの3種類。

とりあえず食べてみると…

「開けやすし、結構持ちやすい。」

「食感もおもしろいですし美味しい。」

そう、低カロリー、高タンパクのお豆腐を手軽にどこでも手持ちスタイルで食べられる。

お客さんに聞いてみても…

持ちやすいです。サイズもカバンに入れておける。

手軽で食べられる。

まさに今までにありそうでなかった商品ってことでいまどんどん売上を伸ばしているんです!

この豆腐バー、どうやって作ることができたのか?

その秘密を探るべく埼玉にあるアサヒコって会社へ。

アサヒコ プラントフォワード事業部長 池田未央さん。

アサヒコの池田と申します。

実はこの池田さんこそ豆腐バーを開発したご本人!

あの早速ですがどれくらい売れているんですか?

2020年11月から1年ちょっとで1,000万本突破しました。

がっちりです!

2020年11月の販売開始以来たった1年半で売上1,000万本ってまさにメガヒット!

でもこれ、どうやって思いついたんですか?

豆腐は毎年売上が下がっている。

「豆腐を食べてもらうための新商品を開発したい」

コンビニでサラダチキンバーを見つけて「これは豆腐でできるんじゃないか!」

「パクった?」

ホホホホ、そうですね。

リスペクト。

もともとは普通の豆腐メーカーだったアサヒコ。

ところが近年、その売上げは右肩下がりに…

そこで新商品開発に乗り出したのが元お菓子メーカーの社員だった池田さん。

ここ最近のタンパク質ブームも踏まえて…

スティックタイプのサラダチキンのように豆腐も持ちやすくしたら売れるはず!

ところが豆腐バー作りにはいくつも難題が!

まず1番の問題が豆腐は柔らかいので細長くすると折れちゃう!崩れちゃう!うまく持てない!ってこと。

この辺を一体どうやって解決したのか!?

ヒミツを探るべく工場へ…

こちらが豆腐バーの工場です!

豆腐バー作りはまず大豆を水につけ絞って豆乳にする。

これににがりという成分を混ぜることで固まるので、それをカットして味を付ければ豆腐バーの完成。

ってめっちゃ簡単そうだけど岩田さん曰く最初は大変だったらしい…

最初、普通の豆腐を「上から押したら水が絞れる」とかいろいろな試験をしてたんですが、うまくいかず半年くらい…

苦労のスタートだった。

豆腐を固くするには水分を減らすしかない!

でも最初から水分が少ないとバラバラになっちゃう。

池田さん、どうすれば水分が少なく、でも弾力がある豆腐が作れるのかひたすら試行錯誤の日々…

当時の池田さんの様子を見ていたアサヒコの齋藤直人工場長は…

こんなのできないと思いました。

「できちゃいましたね?」

できました。

衝撃でした。

開発から開始から1年!ようやく豆腐を固くする方法にたどり着いた池田さん。

そのポイントは…

詳しくは言えないんですが…豆乳の濃度がポイント。

どうやらヒミツは豆乳の濃度!

豆腐はタンパク質がにがりの成分でくっつき、その中に水分を閉じ込めることでできるのですが、この豆乳の濃度をある特定の濃さにすることでタンパク質のくっつきが少しゆるくなる。

ここでちょこっとかき混ぜるとタンパク質の中から水が出ていく。

これを何度か繰り返すことで水分がいい感じで抜け、固くて持ちやすい豆腐バーになるんですって!

池田さん、豆腐バーができて本当によかったですね。

良かったです!

「これで失敗してたら…」

いません。私はここに。

アサヒコは豆腐バーでがっちり!

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