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[WBS]発売1年で1,000万本以上!「発想の転換」が生んだ豆腐バー[株式会社アサヒコ]

2022年1月22日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

身近な食品、豆腐に関するニュースです。

普通はやわらかくて四角い豆腐を想像しますが、いま少し変わった豆腐があります。

それが豆腐を棒状にした「TOFU BAR」という商品です。発売からおよそ1年で1,000万本以上を売上げ、人気を集めています。開発の背景にはある発想の転換がありました。

発売1年で1,000万本以上!"豆腐バー"製造ライン増設

コンビニ大手のセブン-イレブンでいま人気を集めているのが"豆腐バー"。

片手で食べられるその形状とたんぱく質を多く含んでいることが特徴で若い世代を中心に売れています。

健康志向の高まりを受けて発売からおよそ1年で1,000万本を売り上げるヒット商品となっています。

開発したのは埼玉県に本社を置く豆腐メーカーのアサヒコ。

生産が追いつかず、1月21日に工場のラインを増設しました。

アサヒコ マーケティング本部、池田未央部長。

こちらが新しく増設した設備。これまでの約2倍作れるようになった。

作り方は普通の豆腐とほとんど同じです。

水に漬けた大豆を絞って投入にし、にがりを加えて成形。特徴的なスティックタイプにカットします。

味付けして真空パックにすれば完成です。

開発のきっかけはアメリカ視察でした。スーパーには数々の豆腐が。

その多くは日本の木綿豆腐よりもずっと硬く、肉や魚に代わる植物性のたんぱく源として親しまれていたのです。

フライパンでグリルしたり、衣をつけて揚げたりするんだと日本でも豆腐をヘルシーな植物性たんぱく源と捉え直すことでもっとたくさんの人に食べてもらえるのではと。

やわらかいのが当たり前だった豆腐をあえて硬くし、スティック状にすることで新たな需要の掘り起こしを実現したのです。

今まで豆腐を食べる人は60代以上の高齢者が多かったが、消費者が若い層に広がったのが大きい。

食生活で楽しんでもらえるラインナップを増やしていきたい。

人気の高まりを受けてセブン-イレブンは来月からセブンプレミアム商品にリニューアルして販売することを決めました。

セブン&アイグループ各社のスーパーなどでも販売する方針です。

セブン-イレブン・ジャパン シニアマーチャンダイザー、磯尾彰宣さん。

今後もますます健康意識は高まると思う。

セブンプレミアムで商品を知ってもらい新しく買ってもらえれば。

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