アメリカのIT大手アップルがアップルカーの生産に乗り出すとの報道が日本でも波紋を広げています。アップルの日本法人で代表をつとめた人物にその狙いを聞きました。

Apple Japan合同会社
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去年末からアップルカーの実現に向けて着々と動きが報じられていましたが、提携先と報じられていた現代自動車と傘下の起亜自動車は先週、

アップルと「自動運転車」の開発について協議を進めていない。

この否定を受け、アップルの提携先をめぐりさまざまな憶測が…
一部報道では交渉相手の候補として日産自動車や三菱自動車など日本企業の名前も浮上。

アップルとの協業について貴社から質問された日産の内田社長は、

従来の自動車産業の枠を超えた新たな分野・領域の活動は必須。

パートナーシップやコラボレーションも選択肢としてあり得る。

注目を集めるアップルカー。かつてアップルの日本法人で代表を務め、アメリカ法人でも幹部を務めた前刀禎明氏はこの動きをこう分析します。

アップルが車をつくることはそんなに意外だとは思わない。

ソニーのVISION-S(電気自動車)の例もあるし。

ガソリン車からEV(電気自動車)に移行するときにデバイス化していくこともある。

アップルも"走るiPhone"なのか、そういう展開は十分考えられる。

今までは車市場に参入するためには高いエンジン技術を必要としていましたが、電気自動車が主流になったため今後ソフト面で競争が激化するといいます。

またハード面以外の部分で勝負できるのもアップルの強みだといいます。
アップルは何を目指すのかと考えたときに"デジタルライフスタイルを作る"と言っている。

これは要するに生活の中にアップルがある。

突き詰めていくと移動手段である車にも展開していく。
