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[WBS] 血管が作られ血流が回復する!?日本初の遺伝子治療薬販売へ!

2019年2月21日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

2月20日、厚生労働省の専門家会議で足の血管を再生する薬の製造と販売が了承されました。

これは体内に遺伝子を入れて病気を治す遺伝子治療薬というものです。

これまでの医療ではできなかった治療を可能にするものです。

今回、WBSでは日本の企業として初めてこの遺伝子治療薬の開発に成功したアンジェスを取材しました。

究極の医療ともいわれるこの遺伝子治療薬。

そこには創薬ベンチャーの意地がありました。

アンジェス株式会社

[blogcard url="http://www.anges.co.jp/"]

2月21日、マーケットで一躍注目を浴びた銘柄が…

伊大知明宏記者、

アンジェスの株価、午前中から値がつかない展開が続きましたが、ストップ高まで上昇し取引を終えました。

遺伝子治療薬を開発したアンジェスの株価は前の日より16%上昇しました。

今回、アンジェスの山田英社長がWBSの取材に応じました。

抹消まで血液が流れなくなって途中で血管が止まっている患者がいるが、この治療薬を投与することで新しい血管ができ抹消まで血液が流れるようになる、

糖尿病患者などの中には病状の悪化で血管が細くなり血液が抹消まで流れなくなる人がいます。

これまでは手術によって新しい血管を作って血液が流れるようにしていました。

しかし、症状がさらに悪化すると最悪の場合、足を切断するケースもありました。

これに対し、アンジェスが開発した遺伝子治療薬は、

メスを入れることなく新しい血管を作るのが大きなコンセプト。

患部に遺伝子治療薬を注射すると遺伝子の働きによって新しい血管が作られ血流が回復するというものです。

すでに治験を行った患者の中には歩けるようになった人も。

血管が新生して抹消まで血管が流れるところまで観察している。

「その方は今では?」

元気です。

取材の中で山田社長は創薬ベンチャー企業の意地を見せました。

ベンチャーはリスクを覚悟でやりますので。

アンジェスだからできた。やっと成就した。

正式な承認を経て早ければ6月にも販売される予定です。

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