
ANAホールディングス株式会社
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1月29日、およそ400の企業が決算を発表。

緊急事態宣言が発令された影響で記者会見をオンライン上で行う企業が相次ぎました。
ANAホールディングスの福澤一郎取締役、
各国の入場規制や外出自粛で移動の減退が続いた。

ANAホールディングスは4月から12月期の最終損益は前期の黒字から一転、3,095億円の赤字。この時期としては過去最大の赤字となりました。

その一方で明るい兆しも…

「ANA Cargo」と書かれたこちらの機体、通常の旅客機のような窓がありませんが…

ANAカーゴの勝部昭男取締役、
この飛行機は最初から貨物専用機として造られた。

急激に航空貨物の需要が増え、現在フル稼働の状態。

本日出発する分もほぼ満載。

貨物専用機の中にびっしり貨物が詰め込まれています。その中身は、

貨物需要の高まりで半導体の部品や自動車関係のパーツが増えている。

10月から12月期の国際線貨物の売上高は508億円と1年前と比べて大きく増加。自動車部品や半導体関連の需要の拡大拡大の影響で四半期ベースでは過去最高の売上となりました。

緊急事態宣言の再発例で航空需要は冷え込んでいるものの貨物需要は好調なこともあり21年3月期の業績予想は据え置いています。

お客様が乗っていない旅客便のほうが多く運航している状況。

少しでも収入を稼いでいくところをやっていきたい。

決算明暗 M&A増加のワケ!
新型コロナで大打撃となったのが鉄道と外食です。

GoToキャンペーンは停止し、業績回復に待ったがかかった鉄道会社。去年4月から12月期は各社が最終赤字となりました。

さらに2度目の緊急事態宣言が発令される中、JR東日本は通期の業績予想を下降修正しました。

また外食産業では木曽路や元気寿司がそれぞれ最終赤字に。忘年会需要の落ち込みなどが響きました。


一方で…
妹尾理沙医者、
ドレッシングやパスタソースの売り上げが好調だったピエトロは主力の食品事業の売り上げがおよそ2割増えました。

家庭での食事が増えたことで食品事業の売上が伸びたピエトロは純利益も45%と大幅なプラスに。

エスビー食品も調味料の販売が伸び、純利益を2割ほど伸ばしました。

こうした中、意外な伸びを見せているのがM&A仲介業です。
最大手の日本M&AセンターはM&Aの成約件数が順調に伸び、去年4月から12月期の売上高が過去最高を更新しました。


ではなせM&Aが活発なのでしょうか?
日本M&Aセンターの三宅卓社長、
ほとんどの中小企業で赤字が続いている。

コロナ禍で会社を譲渡したいという企業からの依頼が増加しているのです。

黒字転換のめどが立っていないのに金を借りたら傷を深くするだけ。

その中でM&Aを決意する人が増えている。

こちらは栃木県にある運送会社。

日本M&Aセンターを通じて去年末、茨城県の運送会社の子会社となりました。

この会社はコロナ過でも業績は好調でしたが…
ホットランナーの佐藤慎悟社長、
10年先を見越したとき、会社の成長が鈍化する可能性がある。

社長の佐藤さん、ドライバーの高齢化など人手不足で悩んでいたところコロナによる先行き不安が背中を押しました。

人の確保は自社単独ではなかなか厳しい。

協業することで選べる選択肢が広がる。
