アメリカのホワイトはは7月21日にバイデン大統領が新型コロナの検査で陽性になったと発表しました。現地ワシントンの中村寛人記者に聞きます。
バイデン大統領コロナ陽性!中間選挙への影響は?
佐々木明子キャスター
バイデン大統領はどんな症状でしょうか?

ワシントン支局
中村寛人記者

陽性となったバイデン大統領ですが鼻水や倦怠感、咳など症状は非常に軽いということで検査で陰性となるまでホワイトハウスで最低5日間は隔離しながら職務を続けるということです。
ホワイトハウスはこれまで79歳と高齢のバイデン氏の感染リスクを抑えるため面会する人に対する事前の検査のほか、会議でのソーシャルディスタンスを求めるなど徹底した対応を取ってきました。しかし、バイデン政権ではこれまでにブリンケン国務長官やレモンド商務長官、さらに今月に入ってからは通商代表部のタイ代表の陽性が確認されるなど閣僚や周辺の感染が相次いでいてバイデン氏自らがいつ感染してもおかしくない状況だったといえます。
佐々木明子キャスター
およそ3ヵ月後には中間選挙を控えていますが政権にとっては痛手では?

ワシントン支局
中村寛人記者

政権にとってバイデン氏の感染は想定内だったようです。
バイデン氏は自らのTwitterに感染発表からわずか2時間足らずの間にマスク無しで笑顔で執務にあたる写真や映像を相次いで公開しました。
アメリカ
バイデン大統領

けさ、新型コロナの検査で陽性反応が出た。だが仕事は順調にこなしている。
もし感染した場合でも体調が問題ないことをすかさずアピールするといった手順が事前に準備されていたものとみられます。
ただ国民へのワクチン接種を積極的に働きかけてきたバイデン氏としては今回感染したことがワクチン接種に懐疑的な野党の共和党の支持層などからの攻撃材料にされる可能性もはらんでいます。