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[WBS] 未曾有のタケノコ危機!品薄で売り切れ続出!?

2017年5月3日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今が旬のタケノコ。天候不順などの影響で例年にない凶作といわれています。

一体、いまタケノコに何が起きているのか取材しました。

アキダイ

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都内のスーパー「アキダイ関町本店」。

朝10時、店頭にタケノコが並べられました。この店で今年仕入れているタケノコの量は例年に比べると半分ほどしかありません。

アキダイの秋葉弘道社長は、

必至にかき集めてこの状態。今年は異例。

全国的に見ても今の時期のタケノコの卸売り数量は去年に比べて2割減っています。不作により価格が高騰し、この店では現在200円ほどのタケノコが4月上旬は600円ほどと約3倍の値段でした。

お客様は、

春先は買いたかったが高くて手が出せなかった。もう少し小さめで1,000円後半くらいした。断念していた。

あまり店頭で見かけないので見るとつい買ってしまう。

1時間ほどで店頭分が空に。すると次の補充を待つお客様が、

タケノコ探してきてくれてる?

量が少ない上、春先は値段が高く買えなかったというお客様も多く午前中に売り切れてしまう日もあるといいます。

一条竹の子村

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タケノコ不作の影響はレジャーにも。

伊豆にある観光農園「一条竹の子村」。この時期タケノコ狩りで人気です。

おいしいです。大変だったけど掘った時の達成感がすごくあった。

いまタケノコがどんな状況なのか?

オーナーの清水秀樹さんに山を見せてもらうと、現在はたくさんのタケノコが生えていました。

しかし、タケノコが多く出始めたのは例年より1ヶ月ほど遅い4月中旬から。収穫量も3割ほど減ったといいます。

ほとんど満足に取れなかった。プロが探してもなかなか見つけられない状態。お客様が見つけるのはほとんど無理。

実はタケノコは「表年」と呼ばれる豊作の年と「裏年」と呼ばれる不作の年が交互にやってきます。今年は全国的に不作の「裏年」。

さらに春先の天候不順などでかつてないほどの凶作となっているのです。

清水さんの母親、やすゑさんは、

今年は未曾有の不作だった。45年で初めて。

この農園は収穫量は少ないものの通常通り営業できていますが、一方で今シーズンの営業自体をやめた農園も。

「橋本竹の子園」の橋本栄一さんは電話で、

毎年楽しみに来られているお客様に対しては本当に申し訳ないと思っているが、こればかりはどうしようもない。ある程度、毎年収入があったのでそれがなくなるのは大きい。

未曾有のタケノコ危機。タケノコは遠い存在になってしまうのでしょうか?

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