4月5日に発表された2月の消費支出は1年前に比べて実質で1.1%増えました。ただ去年が新型コロナの影響で落ち込んでいたためで、2019年と比べると5.9%のマイナスとなり依然としてコロナ前の水準は回復していません。こうした中で食品や光熱費の値上げが相次いでいますが、消費者の意識はどう変化しているのでしょうか。
消費戻らず節約志向に…!「ふるさと納税」に変化!?
都内のスーパーマーケット「アキダイ関町本店」。
春の値上げに消費者はどう対応しようとしているのでしょうか。
お客さん

4人家族だからなるべく安いところ、遠出してでも安いところで大量に買って。
肉や魚も値段が上がっているので豆腐などを使って使用料を減らしている。
お客さん

値段は気になる。
小遣いが減ってきてしまう。余計なものを買うとなおさら。
実質賃金は横ばいとなる中、4月からは食用油や小麦粉、食料品など生活必需品が軒並み値上がりしています。
アキダイ
秋葉弘道社長

皆さん価格への関心は非常に高まっている。
番組スタッフ
お客さんの節約思考はあるか?

アキダイ
秋葉弘道社長

完全にある。特売の利用が増えた。
1週間に1回設けているが期待度が増えている。
このスーパーでは値上げ前に大量に商品を仕入れたため値上げをしないでいますが、輸送コストなどは価格転嫁せざるを得なくなってくるといいます。
アキダイ
秋葉弘道社長

運送費が月に30万円ほどガソリン代だけで上がっている。
肉のトレーなども値上がりしている。商品価格も上がっている。
でもお客様に価格転嫁をそのままできないのが現状。
番組スタッフ
値上げはある?

アキダイ
秋葉弘道社長

何らかの形である。
値上げによる影響はこんなところにも…
峰村美穂記者

ふるさと納税の返礼品のランキングです。肉や果物が上位にはいる中、10位以内にボックスティッシュがランクインしています。
先月下旬からふるさと納税の返礼品で日用品の申し込みが急増。4位にボックスティッシュがランクインするなど紙製品が人気でトイレットペーパーは1年前のおよそ1.8倍となっています。
利用者からは…
利用者

コロナや材料費が高くなっているところに沢山の量を送っていただき助かりました。
利用者

しばらくトイレットペーパーを買わずにすみそうなので助かります。
値上がりしている日用品を返礼品でもらうことで少しでも家計への負担を減らしたいという意識があるといいます。
トラストバンク
飯田佳菜子さん

ティッシュペーパーやトイレットペーパーが一堂にランキングに入ることは今までなかった。
ふるさと納税を活用しようと思っている人が少しずつ増えることで値上げによる返礼品への申し込みに変化も生まれてくるのではないか。