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[WBS] 農業も目指す「東京五輪で金」!選手村に自社食材を!

2016年8月19日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

国産農産物の展示会「アグリフードEXPO東京2016」

全国から700近い出展者が集まっています。

世界にアピールできる日本の食材とはどんなモノなのでしょうか?

アグリフードEXPO東京2016

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全国から集まった国産の商品が数多く並ぶ「アグリフードEXPO東京2016」。

その中で相内優香キャスターがまず見つけたのが「ヨーグルトにかけるお醤油」。

株式会社湯田牛乳公社

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「ヨーグルトにかけるお醤油」はヨーグルトをより美味しく食べるために開発されたお醤油です。

あんまり醤油って感じがしない。ヨーグルトの酸味と、例えるとみたらし団子のあまじょっぱい感じがマッチでしています。

開発した髙橋法子さんは海外でも新しい食べ方を提案したいといいます。

発酵食品同士なので相性がいい。

東京オリンピックは日本の食材をアピールできる、新しい調味料はどうアピールするのか?

日本のヨーグルトに日本の文化の入った食材をかけることで、より一層おいしさが増すことを分かってもらいたい。

渋谷醸造株式会社

[blogcard url="http://sibuyajyozo.co.jp/"]

続いては北海道の発酵食品メーカー「渋谷醸造株式会社」。

「みそトマト」が珍しいですね。トマトの酸味と味噌が甘くて。

この甘みは麹なんです。

米から作った麹が自然な甘みを加えています。

岡田清信社長は

麹は甘みが強い。発酵力があるので肉質を柔らかくしたり、うまみを引き出したり、今後は広まると思う。

株式会社北毛久呂保

[blogcard url="http://www.kuroho.com/"]

そして意外な方法で海外を目指す食材もあります。

こんにゃく焼きそば。見た目はこんにゃくには見えない。食感もこんにゃくという感じではなく麺感覚で食べられる。

こんにゃくの麺に行き着いたのには、ある理由ががありました。

兵頭武志社長によると

中国の留学生150人くらいに、こんにゃくを食べさせて、みそおでんとか玉こんにゃくとか全然駄目で、こういう麺を開発した。

小泉進次郎農林部会長

この会場で多くの人に囲まれて現れたのは自民党の農林部会長、小泉進次郎議員です。

最初に関心を示したのは青森県産のリンゴジュース。

伊調選手(青森県)、水谷選手(青森山田高)出身、彼らの健闘にも乾杯しないと。

小泉進次郎議員が多くの生産者に語ったのは

岩手から東京や全国を考えるのではなくて、岩手から海外へ、そういう時代になっていきます。

宮城の米を海外に輸出することを目指し頑張ってください。

国内だけでなく海外を意識して農業を行って欲しいとアピール。

こういうのに韓国のバイヤーは興味を持つのですね。

すぐに調理できる味付きのものが好まれています。

僕みたいな独身者にも便利だ。

海外進出を促す小泉進次郎議員の狙いは?

日本は農林水産物の輸出について輸出途上国だと思う。

東京五輪は農業にチャンスか?

これだけ日本の食材は豊富。日本の農業にはこれだけ力がある。五輪で選手村に出せる食材は基準があり、それがどうなるか見ていかないといけない。

有限会社イーエム総合ネット弘前

[blogcard url="http://www.emringo.com/"]

青森県にある「有限会社イーエム総合ネット弘前」

小泉進次郎議員が視察したリンゴジュースを生産している会社です。

最大のウリは日本で唯一と言う「EM氷温りんご」です。

化学肥料を使わずに栽培したりんごを特殊な方法で約3ヶ月貯蔵するといいます。

販売部の古川雄部長によると

庫内の温度が-1.5度、りんごが凍るか凍らない氷温点で保管。

氷温とは0度から凍り始めるまでの温度帯のことです。

りんごを氷温状態にすると凍りつくのを防ごうとするため糖度が大幅に上がるといいます。

また氷温りんごは一般のりんごと比べて鮮度を長期間保つため、海外でも人気で中国や東南アジアなどに輸出されています。

今井正直社長はこのりんごを4年後の東京オリンピックの選手や応援団などに提供したいと考えています。

オリンピックはアスリートのほかに応援する人、家族も来るので、日本で食べたりんごは美味しかったと言われる食材を提供する。

生産性の向上

その為に、いま急ピッチに行っているのが生産性の向上です。

りんごを高速で仕分ける機械。

ベルトコンベアで流れてくるりんごをカメラセンサーで計測します。

りんごの大きさや形を瞬時に判別します。

さらに非破壊内部品質センサーと呼ばれる特殊な機械でりんご内部の糖度や蜜を計測して、等級を振り分けていきます。

この機械の導入でりんごを選別するのに掛かる時間は従来の10分の1に短縮されました。

さらに、

今、青森県のりんご産業は人が足りない。どなたでも簡単に働ける。

農地集約

生産性の向上と一緒に取り組んでいるのが農地の集約です。

周辺の耕作放棄地などをりんご園などに生まれ変わらすことで、栽培面積を現在の15haから5年後には50haにまで拡大する計画です。

青森のりんごをもう一度成長できる産業に育てたい考えです。

農地の集約化と規模拡大、法人化していかないと駄目。いいりんごを作った人がやめていっている、その受け皿がなくなったら、うちが受け皿になる。

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