政府が11月19日に決定する経済対策。
財政支出が55兆7,000億円と新型コロナに対応するため去年4月に作られた対策を上回り、過去最大の規模になることが分かりました。
18歳以下への10万円相当の給付や企業への支援金などを盛り込んだことで規模が大きく膨らみました。
大盤振る舞いともいえる今回の対策は日本経済の立て直しに本当に効果を発揮するのでしょうか。
イオンリテール株式会社
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イオン、ブラックフライデー、スタートです。
イオンが11月19日から全国で始めるのは大型セール「ブラックフライデー」。
都内にあるイオンスタイル品川シーサイドでは11月18日に一足早くスタートしました。
その目玉は…
「まだ入る?」
入れます。
去年は自粛していた野菜・果物の詰め放題。今年は一部店舗で復活しました。
最近、タマネギなど高いのでいっぱい詰められてよかった。
旅行用のキャリーバッグやビジネススーツなど半額で販売。
イオンリテールの影響企画部、伊藤竜也本部長。
売り上げの目標は昨年に対して2割増し。
消費が高まる中でお値打ち・楽しい商品を用意している。
持ち直しつつある個人消費。
さらに国内景気の回復を確かなものにしようと政府は11月19日に経済対策を取りまとめます。
岸田総理。
成長と分配の好循環を実現していこう。
官と民、それぞれ役割を果たして循環を完成させようではないか。
成長と分配を掲げ、経済対策の効果に自信を覗かせた岸田総理。
しかし、消費者からは厳しい声も…
「政府の経済対策は?」
全然気に入らない。
子どもが高校生なので給付金もらえると思ったがクーポンかと思って、もらえるなら現金の方がいい。
総額で55.7兆円と過去最大規模になった経済対策についてメニューをまとめました。
総額が大きくふくらんだ理由のひとつが給付です。18歳以下の子どもがいる家庭には現金とクーポンを合わせた10万円相当を給付します。また中小企業などにも最大250万円を給付し、経済の立て直しを目指します。
他には原油高の対応も盛り込み、自治体に対して特別交付税で対策します。
さらに岸田総理が重要政策に掲げる経済安全保障については半導体やワクチンなど製造拠点の整備を後押しする計画で5,000億円規模の支援を見込んでいます。
賃上げ対策はコロナ医療を担う看護師や介護士や保育士などの収入を最終的には3%程度引き上げることを目指します。
そして消費喚起はGoToキャンペーンは感染状況を踏まえて順次再開するということです。GoToトラベルについては政府は来年2月ごろの再開を検討しています。
ただ補助額については見直し、宿泊代金の割引の上限を1万4,000円から1万円に。そして旅先の飲食などに使える地域共通クーポンについては6,000円の上限としていたものを平日は3,000円、そして休日は1,000円の定額とする方向で調整しています。