ウナギです。暑くなってくるこの季節、召し上がるという方も多いのではないでしょうか。
ここ数年は稚魚がなかなか獲れないということなどで値上がりしていましたが、今年は多少手頃な価格になりそうだということです。
コロナ禍で夏の風物詩の消費にも変化が起きていました。
イオンリテール株式会社
[blogcard url="https://www.aeonretail.jp/"]
店頭に掲げられたうなぎの暖簾。
スーパーのイオンは7月28日の土用の丑の日に向けた商品を発表しました。
イオンリテールの水産商品部、松本金蔵部長、
選べる土用丑というのをしっかり取り組んでいきたい。
目玉商品は200グラム以上の特大サイズの国産の蒲焼き「鹿児島県産うばぎ蒲焼(特大サイズ)」、およそ3,000円。家族などで分けて食べることを想定しています。
去年は売り切れてしまったため、今年は2.5倍の量を確保していますがすでに2万個の予約が入っています。
ウナギを食べる機会は増えているのでしょうか?
日曜日に食べた。
子どもがスポーツをやっているので夏バテ防止にウナギを食べさせるのもいい。
食べてはみたい、ただ値段が…
人数分で量を考えると少し躊躇する。
実際に家庭での消費は増えています。家計調査によると去年1年間のウナギの蒲焼の購入額は前の年に比べ3割近く増加。
今年に入ってからは5割以上増えています。ウナギの稚魚が豊漁だったことから今年は供給を確保でき、価格も主力商品でおよそ1割下がりました。
プチぜいたくが顕著になっているので、しっかりとお客様に提案していきたい。
外食が減り、ウナギに向かったプチぜいたくの需要。
日本一の生産量を誇る鹿児島県を訪ねると…
山田水産の山田信太郎社長、
今、作っては出し、作っては出しで出荷に追われている。
3万匹のウナギが出荷シーズンを迎えていました。
主に小売店に出荷しているこの企業では受注はコロナ前の1.5倍に伸び、去年と比べても3割増えています。今年は天候が安定し、ウナギも肉質よく育っています。
コロナで日本中が元気がない。ウナギを食べて胃袋から元気になってもらいたい。
ウナギ元気はこんなところにも…ふるさと納税の返礼品です。
およそ25万点の返礼品を扱っているこちらのサイト「さとふる」。
いま最も人気があるのが和歌山県有田市で1万円の寄付でおよそ300グラムのウナギのかば焼きが返礼品として受け取れます。
さとふるの道岡志保さん、
ウナギカテゴリーの寄付申し込みが昨年6月の同時期と比べて約10.3倍。
種類も増えていてその数は1年前と比べておよそ2.5倍です。
土用の丑の日までおよそ1ヵ月あまり、今年はウナギが身近になるのでしょうか。