Twitterに投稿された「住宅ローンが支払えない」「借り換えに間に合うか」など住宅ローンに関する書き込みが急増しました。
12月20日に日銀が長期金利の変動幅を緩和すると発表したことから不安が広がった形です。今後、住宅ローンはどうなるんでしょうか?
「住宅ローンどうしよう」
相次ぐ心配の声銀行では…
12月20日の日銀の発表を受けて住宅ローンに関する相談は増えているのでしょうか?
東京・中央区にあるイオン銀行を訪ねると、店内は意外にも落ち着いた様子です。
イオン銀行のスタッフ

お客様から相談が殺到しているということは今のところはなくて、他店で雑談ベースで心配している声はあるとは聞いているが、問い合わせが殺到している状況ではない。
こちらの店舗では住宅ローンに関する相談は12月21日は1件もなかったといいます。
12月20日の日銀による発表以降、SNS上では住宅ローンへの影響を心配する声が相次いでいます。
この先、住宅ローン金利を上げることはあるのでしょうか?
担当者に聞いてみると…
イオン銀行のスタッフ

きょう時点では特段決定していることはない。
イオン銀行では住宅ローン金利の引き上げについて今の時点で決まっていることはないといいます。
今後、住宅ローンの金利はどうなるのでしょうか?
住宅ローンについての情報をYouTubeや著書などで発信してきた専門家は…
公認会計士
千日太郎氏

少なくとも金利がすぐに上がることはない。
今回、長期金利の上昇幅を0.25%上乗せの部分が上がったからといって同じ幅の0.25%上がるわけではなく、おそらく0.1%、0.05%刻みくらいで徐々に揚がっていく形になるのでは。
住宅ローンをめぐる金融機関同士の顧客獲得競争は激しく、仮に長期金利が急上昇しても変動・固定ともに住宅ローン金利は大幅には上げられないと話します。
また、すでにローンを借りている人が慌てて借り換えをすることは多額の手数料を支払い、逆に損をする可能性があると指摘します。
公認会計士
千日太郎氏

現状、日銀が将来的に利上げを考えているかどうかはまだグレーな部分。
今回のことが出たことにより借り換えるとかそういった必要は全くない。