スポーツメーカーなど3社が相次いで大型店舗のリニューアルや新しい店舗の発表を行いました。
アディダス、アシックス、スーパースポーツゼビオの3つに共通するのが「体験型」というキーワードです。
販売競争が激化する中、各社はどのような差別化を図っているのでしょうか?
アディダスジャパン株式会社
[blogcard url="http://shop.adidas.jp/"]
東京・新宿区。
相内優香キャスター、
明日、オープンするリニューアルしたアディダスの店舗です。一見、これまでの店舗とあまり変わりないように見えます。一体、何が変わったのでしょうか?
「何が変わりました?」
アディダスジャパンのマーケティング事業本部、山本崇文さん、
一番のキーポイントは「体験型」ということ。
キーワードは「体験」。
シュート体験
早速、相内キャスターも体験してみることに。
こちらではアディダスのシューズを履いてシュート体験ができる。
実際にアディダスのシューズを履いて試すことが可能。
普段からフットサルをする相内キャスターのシュートの威力は?
45キロ。ボールの球速も計ることができます。いくつか靴を選んで一番球速が出る靴を選ぶことができるということです。
実際にシューズを履いて試すことができるのは日本でこちらの店舗だけ。
ボールを蹴った感覚などを確かめることができます。
氷点下体験
さらに氷点下の寒さを体験できるカプセル。
まず薄着の相内キャスターが入ってみると、
寒い!
そこで寒い中でも体を暖かく保つことができるウェアを着て、もう一度入ってみると、
暖かいですね。先程と全然違います。
カプセルの中はマイナス3度の世界。
サーモグラフィーで見てみると冷気を受けたウェアの表面は青くなっていますが、ウェアの内部は暖かい状態を保つことができています。
こちらのウェアが実際にどれくらいの寒さに耐えられるのか分かったので、購入するかどうかの判断材料になりそうです。
アディダスは今後、こうした体験型の店舗を増やしていきたい考えです。
買う前に自分に合ったものを確認する。そういうものが体験によって提供できるのでは。
実際に使うシーンを事前に体験できる。そこで得られる情報は今までなかった。
株式会社アシックス
[blogcard url="http://www.asics.com/jp/ja-jp/"]
一方、アシックスも10月6日、国内最大の旗艦店「アシックス原宿フラッグシップ」をオープンします。
陸上男子100メートルで日本初の9秒台を出した桐生祥秀選手も愛用し、アスリートのイメージも強いアシックスですが、今回新たに導入したシステムがこちら。
アシックスランニングラボ
スキャンしていきます。
立った女性の体型がすぐさま3D画像で表示されました。
「アシックスランニングラボ」というアシックスの新サービスではスタッフが体型や歩き方、さらに筋力などを測定し効果的なトレーニング方法をアドバイスするというもの
料金は30分で3,000円から。
またこれらの計測データを使い、オーダーメイドの運動用タイツを作ることも可能になりました。こちらは2万円です。
こうした女性向きの体験型サービスを打ち出すことで女性の来店機会を増やす狙いです。
アシックスジャパンのDTC統括部、原敏文部長は、
女性のマーケットは「アスレジャー」などで拡大している。ものを売る場所ではなくお客様の変化を応援する場所にしたい。
ゼビオ株式会社
[blogcard url="http://www.supersports.co.jp/index.php"]
味の素スタジアムのすぐ横にオープンするスーパースポーツゼビオ調布東京スタジアム前店も体験に力を入れています。
目玉のひとつがプロテインの試飲ができるコーナー。ゼビオでは初めての取り組みです。
ご覧の通り、沢山の種類のプロテインがあるんですね。売り場を見ていてもどれを選んでいいのかよく分かりません。色々とアドバスをして頂きます。
プロテインに詳しいスタッフがお客様の食習慣や予算などに合わせ最適なプロテイン選びをサポートします。
大浜平太郎キャスター、
私向けのプロテインを選んで頂きたい。最近、筋肉が落ちてきて、太ってきている人。こういう人に合うのは?
後ろにあるが、このプロテインの特徴は砂糖と保存料が不使用なのでカロリーが通常のプロテインの半分に近い。カロリーが低いから太りにくいプロテイン。
大浜キャスター、オススメされたイチゴ風味のプロテインを試飲します。
ゼビオはプロテインの味が気になるお客様に試飲してもらうことで新たな顧客を獲得につなげたい考えです。
香りはストロベリーですね。
砂糖は入っていないが、しっかり甘い。
約30種類ある全てのプロテインが試飲でき、飲み比べることでお客様の満足度を上げる狙いです。
暖かいプロテインです。おいしいのかなというイメージを持つお客様がいて。
飲んでもらえれば以外においしいという感覚になると思う。
加藤智治さんは、この体験型店舗に自信を覗かせまします。
ネット販売が伸びる中で、リアル店舗の価値は何かと考えている。体験・体感ができる人と人のコミュニケーションの中で情報が得られる、教えてもらえる、そういった部分が非常に重要。