4月から高校の家庭科で資産形成に関する授業が始まります。若いうちから投資や金融の知識を学んでもらおうという狙いですが、1月27日に愛知県の航行では新年度に先駆けて資産形成の特別授業が行われました。
4月高校で「資産形成」授業!どう学ぶ?どう増やす?
名古屋市にある私立中京高校。
感染対策のため教室に生徒の姿はありません。
ウェブ会議システムを使って進められていたのは…
生徒。
債権とか株式に手を出したほうがいい?
外国株式25%で。
家庭科の時間に資産形成の特別授業が行われていました。
使われたいたのが教材として開発された資産形成のゲームアプリです。
年収の異なるスポーツ選手や会社員、医者など6種類の職業から1つを選択。
収入のうち銀行への預金や債権、株式への投資に何%のお金をかけるかなど運用計画を立て、65歳までに資産を増やすことを目指します。
地味に上がっている。
順調に資産が増えることもあれば、証券会社が倒産するというイベントが発生して株式に投資したお金が半減することも。
体験した生徒たちは…
大人になって仕事をし始めても株をやろうと考えたことはない。
少し興味を持てた。もっと詳しくなったら投資をやってみたい。
今はゲームだから人生ゲームみたいに楽しくできているけれど、実際将来自分が投資をやるとなるとすごく不安。
一方、家庭科教諭の山本亜弥子さんも資産形成の授業は初めての体験。実際に少額投資にも挑戦するなどして準備に追われています。
本当に自分がやってきていないことだったので今回のゲームの使用は今後の授業の参考になる。
このゲームを作ったのはスマートフォン向けゲームなどを手掛けるIT企業「エイチーム」。金融商品仲介業者などと共同で開発しました。
まずは普及させることを目的にゲームは無料で公開しています。
エイチームフィナジーの林和樹社長。
教育で使ってもらうところもあるので、すぐビジネスにつなげていくにはなかなか難しい。
今回の取り組みで得た知見を生かして社会人に向けた金融教育というところでビジネスチャンスがある。