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[WBS]セブン&アイが売却へ!そごう・西武 2月中にも入札[株式会社セブン&アイ・ホールディングス]

2022年2月1日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

セブン&アイ・ホールディングスは傘下の百貨店事業会社「そごう・西武」の売却について2月中にも入札を始める方向で調整していることがテレビ東京の取材で明らかになりました。

そごう・西武売却報道でセブン株価上場来高値を更新

西武池袋本店。2月1日も多くの買い物客が訪れました。

このあたりに住んでいる子どもの頃から西武池袋に愛着がある。

世の中の流れで致し方ないのでは。

デパートの風格を残してほしい。

突然の事業売却話に西武池袋を利用するお客様からは戸惑う声も聞かれました。

報道を受けてセブン&アイ・ホールディングスは2月1日に文書で声明を発表。

株式会社そごう・西武の株式売却も含め、あらゆる可能性を排除せずに検討を行っておりますが、報道の内容につきましては、何も決まったものはございません。

検討はしているものの決定したことは何もないことを強調しました。

しかし、報道を受けて株価は急上昇し、一時上場来高値を更新する場面も。

そして2月1日にセブン&アイが投資ファンドや事業会社などを相手に2月中にも入札を開始することがテレビ東京の取材で明らかになりました。

セブン&アイの関係者。

そごう・西武の売却方針は固まった。

長年ずっと検討してきたことだが去年12月くらいにかなり具体化した。

低収益でずっと赤字だったのでそれは仕方ないこと。

セブン&アイの中からは売却額として2,000億円を見込む声も上がっています。

この事業売却の決断を迫ったのが物言う株主です。

こちらがセブン&アイの株式の4.4%を保有するアメリカの投資ファンド「バリューアクト・キャピタル」が1月25日にセブン側に送った書簡です。

セブン&アイがセブン-イレブン事業に集中した場合にはこの成長産業におけるグローバルなチャンピオンになることも可能です。

逆にこのまま集中を行わない状況が続けば平凡、またはさらに悪い結果となるリスクすら抱えています。

ファンド側は稼ぎ頭であるコンビニ事業に経営資源を集中させるべきと主張したのです。

セブン 百貨店事業売却へ!投資ファンド 好立地に注目

そごう・西武の前身は2003年に経営統合で生まれたミレニアムリテイリング。

そしてそのわずか3年後、当時の鈴木敏文会長兼CEOが率いるセブン&アイがミレニアムリテイリングを傘下に収めたのです。

セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長。

お互いの持っているものを尊重し合いながら新たなモデルをぜひ作っていきたい。

一番今まで問題だったのは衣料。スーパーの衣料は画一的。

デパートの目でモノを見るというのは刺激になる。

イトーヨーカドーとの相乗効果を狙いましたが専門店やネット通販の台頭でその後も百貨店事業は低迷。

セブン&アイの営業損益を見ると利益のほとんどは国内や海外のコンビニ事業。足元では新型コロナの影響もあってそごう・西武部門は赤字に陥っています。

セブン&アイ 主な事業会社の営業損益
(21年3月~11月)
セブン-イレブン・ジャパン1,770億円
アメリカ セブン-イレブン1,671億円
イトーヨーカ堂24億円の赤字
そごう・西武63億円の赤字

流通業界に詳しい専門家はテレワークの浸透もあり消費する場所が変わってきたことも売却の判断につながったと見ています。

分析広報研究所の小島一郎チーフアナリスト。

消費者が都市部に消費するように戻るか。

百貨店の立地は都市部のターミナル駅前が多い。

その立地の強みが戻らないままになってしまわないか懸念される。

今の時点で折り合いをつけて処分したいというのはあったんじゃないかな。

ある投資ファンドの幹部もテレビ東京の取材に対し、駅前の一等地が売却のカギになると見ています。

そごう・西武にあるのは不動産価値だけ。百貨店事業に関心がない。駅前開発だけ。

それができるのは不動産開発に強いファンドになるだろう。

好立地に注目する投資ファンドなどを中心に今後、売却交渉が本格化していくことになります。

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