4月22日、今年最大規模の新規上場を果たしたのが求人サイトビズリーチを手掛けるビジョナルです。
この会社がなぜ今注目されているかというと働き方が大きく変わり、企業の採用活動も多様化しているからです。
そのカギを握るかもしれないのが週休3日制です。すでに導入している企業を取材すると週休3日で年収1,000万円を実現している現場がありました。
600株式会社
[blogcard url="https://600.jp/"]
水曜日の午後3時。
静まり返ったこちらのオフィス、実は…
600の阿部愛執行役員、
定休日なので誰も出社していない。
オフィスやマンション向けの無人コンビニを手掛けるベンチャー企業「600」。
土日に加え、水曜日も休日とする週休3日制を導入しています。20人ほどいる社員全員が対象で定時は午前9時から午後6時。
気になる給与は…
前職と同等か上がっている人もいる。
エンジニアは全員が週休3日で年収1,000万円を超えている。
働く時間が限られているため高い集中力で仕事を進める習慣が定着し、実績を上げることができているといいます。
あくまでパフォーマンスを上げるための週休3日制導入。
かなり高いものを求めているが社員は結果を出してくれている。
政府も希望者が週休3日制を選択できる制度の導入について議論を加速。
6月にもまとめる経済財政運営の基本方針、いわゆる「骨太の方針」に盛り込みたい考えです。その狙いは副業や地方での兼業など多様な働き方を促すことです。
600で製品デザインの責任者を務める金子剛さんは週休3日制を活用し副業をしています。
地図を載せるとか、こんな感じで。
新しい決済サービスを開発するベンチャー企業で毎週水曜日、アプリの開発に携わっています。
金子さんが600に転職したのは2年前、デザイナーとしてのスキルをさらに磨く上で週休3日の勤務体系に強く惹かれたといいます。
副業しようとすると夜に打ち合わせが入ってしまう。
昼から戦法と同じ時間帯で仕事ができるのはありがたい。
金子さんの副業先、みまもりペイの岡田知拓CEO、
金子さんは平日の日中にユーザーへのインタビューに同行が可能。
この関わり方は次号のスピードを上げるうえで重要。
600での給与は以前とほぼ同じ。副業分だけ年収は増えたことになります。
社会的に副業を隠さなくてもよくなってきているのでオープンに募集できる傾向にある。
幅広く求人サイトに登録している。
ビジョナル株式会社
[blogcard url="https://www.visional.inc/ja/index.html"]
4月22日、求人サイト「ビズリーチ」を手掛けるビジョナルが東証マザーズに上場。
初値は公開価格を43%上回る7,150円をつけるなど注目度の高さを伺えました。
ビズリーチの親会社、ビジョナルの南壮一郎社長、
社会にインパクトを与え続ける、そういう思いで12年間やってきたが、ようやく実現するスタートラインに立てた。
いい企業、いいヘッドハンターだけを集められる場をつくれないか。
2009年、南社長は日本初の会員制転職サイト「ビズリーチ」を立ち上げ、登録者数120万人を超えるまでに成長させました。
今回の上場で得た資金で副業なども含めた求人情報を強化し、多様化する働き方により対応したサービスに進化させたい考えです。
自らが変わり、学び続けるために、どこの会社で働くべきなのか。
自分自身でキャリアを描くことがより当たり前の社会になっていく。
新しい日本の働き方、採用の在り方をつくっていきたい。