B-R サーティワン アイスクリーム株式会社
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国内1161店舗、年間売上444億円を誇るサーティワンアイスクリーム。
バスキン・ロビンス
でもちょっと待って、サーティワンの上に「BASKIN」「ROBBINS」と書かれていますが誰かの名前ですか?

広報の三橋恭PR室長、
全世界バスキン・ロビンスなんです。日本だけサーティワンアイスクリームという名称でやっております。創始者の名前です。
実はサーティワンはアメリカ生まれのアイスクリーム専門店。1945年に第1号店。
創業者のバートン・バスキンとアーヴィン・ロビンスの2人の名前をとってバスキン・ロビンスという名前で世界中で7,800店舗を展開する世界No.1アイスクリームチェーンです。
でも日本ではバスキン・ロビンスでは何のお店か分からないということでサーティワンアイスクリームと名付けられました。
だから海外ではサーティワンといっても全く通じません。
では何でサーティワンアイスクリームという名前なのか?
1ヶ月、毎日、31日間違う味のアイスクリームをお楽しみ頂きたいということでサーティワンというネーミングにしております。
ショーケースには2列×8種類のフレーバー、そのショーケースが2つで32種類になります。

ケースの関係でサーティワンと言いながら32フレーバーあります。
アイスの種類がとにかく多い、それがサーティワン最大の売りなんです。
お客様も、
味の種類がいっぱいあって飽きない!
ってことで32種類のうち売上げNo.1フレーバーは?
BEST3を発表します。
売上BEST3
第3位

第3位はベリーベリーストロベリー。
レギュラーコーン換算で年間530万個売れる女性に人気の一品。
第2位

第2位はキャラメルリボン。
バニラとキャラメルのコラボレーション。年間541万個も売上げ。
第1位

そしてサーティワンの売上No.1フレーバーがポッピングシャワー。
年間1,118万個とダントツ!
なんでそんなに売れているのか?
「初めて食べます」
サーティワン初心者、アイスよりお酒ばっかり飲んでいるスタッフがホッピングシャワー初体験!
「パチパチきますね。」
アイスに練り込まれたキャンディーが口の中でパチパチと弾けて10年以上不動の売上No.1。
人気のないフレーバー
反対に一番人気のないフレーバーも教えてもらいました。
それが大納言あずき。

若い女性客はほとんど注文しませんが年配のお客様には根強い人気があってメニューから外せないフレーバーなんですって。
スクープ
サーティワンでアイスをクルクルっと丸めるのを見たことありますよね。

これを
スクープといいます。アイスの表面を削ってまん丸にすることをスクープといいます。
「簡単そうにみえるけど?」
力やテクニックが必要になってくるのでちょっと難しいですね。
このスクープのテクニックがサーティワンには絶対に欠かせないらしい。
この日、東京・目黒にあるサーティワン本社のアイスクリームカレッジという場所に集まっていたのは北海道から九州まで全国のフランチャイズチェーンからやってきた店長候補生の皆さん。
何でも全国1161店舗の内、直営店は9店舗だけ。
サーティワンの運営はほぼフランチャイズに委ねられているというので、各店の人材教育がなによりも大事なんです。
別のエリアではお店も作られていて、ここで徹底的に叩き込まれるのがスクープの特訓!
31 ice cream collegeの石井克枝マネージャーは、
スクープをこれからやっていただくんですけど、スクープは目の前の人に作るところを見せるパフォーマンスです。
そんなに難しいの、とユニフォームに着替えたがっちりスタッフが挑戦してみると、
「固い!」
全然丸くなっていない…
意外とアイスは固くて上手に体重をかけないとスクープできないのです。
ということで研修ではまずアイスなしのシャドースクープで立ち方と姿勢を学びます。
実は皆様、店長候補生っていうことで数ヶ月はお店でスクープの経験がある方ばかり。その中に混じって今回初めてスクープに挑戦するのが3日前にサーティワンに転職してきたばかりの小村直也さん(30歳)。
初スクープは、見たこともない灰色の不味そうなアイス…

これはここにしか置いていないスクープ練習用のアイスです。
では小村さん、
おお~素晴らしい!
あら、思いのほかちゃんとできちゃった。
皆に自慢してきてください。出来ましたって。
でも喜ぶのはまだ早い。丸くするのはスクープ特訓の初歩の初歩、第1段階です。
S字とかラウンドを使って長い距離でいろいろな場所をすくってくると1個のアイスクリームの中にすべての美味しさが詰まります。
スクープにはS字とラウンドという2つの技があって2色以上のアイスを作るときに欠かせない技といいます。

S字スクープは文字通りS字にすくいます。

ラウンドスクープは周りを削ぐようにすくいます。

長い距離をスムーズにスクープすることで2色がバランスよく入った美しいアイスが出来るといいます。
さらに重要なことがS字スクープとラウンドスクープを使えば残ったアイスの表面が均等に減っていくということです。
もちろん見栄えもいいし、
高さが真ん中が低くて周りがまだ減っていないアイスクリームだと、冷気が下に流れる関係で温度が変わってムラができてしまう。
均等じゃないと場所によって固いところと柔らかいところができて食感が悪くなるといいます。
奥深いスクープの世界。
さっきよりきれいになってきました。あともう少し。
なんでもサーティワンではこの店長研修を営業だろうが経理だろうが全社員が受けているらしい。
「店に行ってスクープできるってこと?」
出来ますよ。営業だろうが工場だろうが。
「経理の人も?」
もちろんです。全員が受けております。もちろん社長の渡辺も受けております。
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