6月17日は「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」です。

砂漠化および干ばつと闘う世界デー

今日は「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」です。

22年前の1994年6月17日に「国連砂漠化防止条約」が採択されたことを記念し、1995年の国連総会で制定されました。

砂漠化と旱魃の影響と闘うための国際協力の必要性、および、砂漠化防止条約の実施に対する認識を高める日です。

砂漠化および干ばつと闘う世界デーのテーマ

2001年に開催された第五回国連砂漠化対処条約締約国会議(COP5)により、毎年テーマを設定することが決定されました。
以降のテーマのスローガンは以下の通りです。

  • 2002年:土地の劣化
  • 2003年:水資源管理と砂漠化
  • 2004年:砂漠化の世相 : 移住と貧困
  • 2005年:女性と砂漠化
  • 2006年:砂漠の美化 – 砂漠化からの変革
  • 2007年:砂漠化と気候変動:世界規模での変化
  • 2008年:持続可能な農業のために、土地の劣化と闘う
  • 2009年:土地と資源を守る = 私達の未来を守る
  • 2010年:どこかで土地を強化すればあらゆる場所での生命の強化につながる
  • 2011年:森林は乾燥地の働きを助ける
  • 2012年:健康な土地はあなたの生活を維持します:土壌劣化ゼロを目指そう
  • 2013年:乾く大地から未来を守れ
  • 2014年:土地は未来をつなぐもの、気候変動から守ろう

砂漠化

砂漠化は、もともと植生に覆われた土地が不毛地になっていく現象をいいます。

ここでいう砂漠は「植物の生育や農業に適さない土地」といった意味が強く、かならずしも乾燥した地域を意味する砂漠気候の「砂漠」を意味しません。

雨が極端に多いために表面土壌が流されて植物が育たなくなったり、適度な雨や灌水、移流霧などの水分の供給があっても流砂や低温、塩化により砂漠化してしまうことがあります。

乾燥帯の移動など気候の変化による自然現象としての砂漠化もあるが、今日問題となっている砂漠化の多くは人類活動によって引き起こされたものです。

人為的な大規模な農耕の末にひとたび砂漠化した地域は、気候の変化、土壌流出など地表の構造が崩れることから、植生の復活が困難になる例が多い。

砂漠化した土地に緑の植生を取り戻す活動を緑化といいます。

またもともと砂漠であった土地の緑化は砂漠緑化といいます。

砂漠緑化の失敗を指して砂漠化は通常は使われません。

砂漠化の原因

砂漠化の過程は砂漠化が進行している地域によってそれぞれ異なりますが、主なものとして土壌流出、塩性化、飛砂があります。

土壌流出
有機物などの養分を含み農作物が育つことのできる土壌が雨や洪水などにより流出することを土壌流出といいます。
風化が進んでいない基盤が露出し保水性も失われます。インドや中東、黄土高原などで見られます。
また、雨量が多い地域での焼畑農業なども、保水植生が失われるために同様の過程を経る。
塩性化
土壌中における塩類濃度が上昇し、植物が育成できなくなることを土壌流出といいます。
塩類を含む水が土壌から外部へ流出する量よりも蒸散量のほうが多い場合に塩類の地表への上昇によって発生します。
塩類に富む客水で灌漑でもたらされる場合と、もともとの塩類土壌が表面から水だけが蒸散することにより深部から上ってくる場合とがありますが、いずれも土壌表層に塩類が滞留してしまいます。
塩類集積が進行した地面はコンクリートに近い性質を持つため農作業にも困難をきたします。そのためしばしば耕作や放牧、土地利用そのものが放棄されることがあります。
アラル海周辺など中央アジアのステップ開発地帯のいくつかで見られれます。
流砂、飛砂
周辺にあった砂丘から砂漠ではない地域に砂が流れ込み、表土を覆ってしまって砂漠の一部としてしまうことを流砂、飛砂といます。
この場合は表層の砂を除去することで再生は比較的容易であるので、防砂が主な対策となる。オーストラリアで顕著だが研究も進んでいます。

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