5月14日は「種痘記念日」です。

種痘記念日

今日は「種痘記念日」です。

220年前の1796年5月13日、イギリスの外科医エドワード・ジェンナー医師が初めて種痘の接種に成功しました。

天然痘

天然痘は非常に強い感染力を持ち全身に膿疱ができる感染症。
治癒しても瘢痕を残すことから、世界中で不治の病、悪魔の病気と恐れられてきた感染症でした。

一度天然痘にかかった人は、二度とこの病気にならならない。
天然痘が強い免疫性を持つことは、近代医学の成立以前から経験的に古くから知られていました。

紀元前1000年頃には、インドで天然痘患者の膿を健康人に接種し軽度の発症を起こさせて免疫を得る方法が行なわれていました。

この方法は18世紀前半にイギリス、次いでアメリカにももたらされ、天然痘の予防に大いに役立ちました。し
かし、軽度とはいえ実際に天然痘に感染させるため、時には治らずに命を落とす例もありました。

統計では、予防接種を受けた者の内、2%ほどが死亡しており、安全性に問題がありました。

18世紀半ばには、ウシの病気である牛痘にかかった人は天然痘に罹患しないことが分かってきました。

その事実に注目し、研究したイギリスの外科医エドワード・ジェンナー医師は牛痘にかかった乳絞りの女性サラ・ネルムズさんの手の水疱からとった膿を、近所に住んでいた8歳のフィップス君の腕に接種しました。

フィップス君は10日後に発症しましたがすぐに治癒し、その後天然痘を接種しても感染しませんでした。

この実験は、学会には認められなかったが、エドワード・ジェンナー医師は貧しい人たちに無料で種痘の接種を行い、次第に認められるようになっていきます。

この天然痘のワクチンが世界中に広まり、天然痘の流行の抑制に大きな貢献をしました。

天然痘による死亡者は劇的に減少していき、977年のソマリア人青年を最後に自然感染の天然痘患者は報告されず、3年を経過した1980年5月8日、世界保健機関 (WHO) は地球上からの天然痘根絶宣言を発するに至りました。

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