今日は「信用金庫の日」です。
65年前の1951年6月15日に信用金庫法が公布されたことを記念して全国信用金庫協会が制定しました。
信用金庫
信用金庫は日本において預金の受け入れ、資金の移動や貸し出し(融資、ローン)、手形の発行などを行う金融機関の一つです。
信用金庫法によって設立された法人。
現在全体で100兆円を超える資金を運用し、地元の中小企業を中心に60兆円強の資金を融資するなど地域経済社会に確固たる地位を築いています。
2016年3月31日現在、全国に265の信用金庫が存在しています。
信用金庫と銀行の違い
株式会社形態をとる銀行との大きな違いとしては、信用金庫が協同組織という非営利組織形態の一種をとっていることがあります。
銀行における自己資本つまり株式に相当するものは、信用金庫の場合、会員(個人または法人)の出資金です。
営業区域内に居住地や勤務地のある個人、もしくは事業所のある法人などが、信用金庫に対して出資金を払込むことで、それに応じて出資証券が交付されます。
この点で、会員となるには、地域的な制限があります。
信用金庫の出資証券は、信金中央金庫の優先出資証券を除いて市場に公開されていないため、時価で売買することはできません。
その代わり、信用金庫の承認を得て譲渡するか、法定脱退、自由脱退という手続きが定められています。
これら脱退の場合、出資に対応する持分が信用金庫から払戻されます。
経営状態が悪化して減資などの措置がとられていない限り、出資額相当が払戻されます。
また、出資証券をもつ会員(出資者)に対しては、出資口数に応じて配当が支払われます。