賢く賃貸不動産を借りるには知っておかなければいけないことがあります。
おとり物件・おとり広告
おとり物件とは、すでに契約がされている賃貸物件を広告などに掲載してお客様を呼び込む方法です。
宅建法、景品表示法に違反している行為ですが不動産業界ではよく行われている行為です。
この「おとり物件」ですが、2016年2月26日放送のワールドビジネスサテライトの独自調査では、契約がされている物件を掲載している不動産会社に問い合わせたところ、14社中10社が紹介できると連絡があったそうです。さらには見学もできると案内もされていました。
空いていると信じて不動産会社に行くと、「たった今、契約が入りました」と説明をされ他の物件を案内されます。
2014年の調査では把握できる範囲で2,184件のおとり物件があったそうです。
悪質とされ公表された企業
2015年に極めて悪質とされ公表された企業が2社あります。
[blogcard url="http://universalestate.jp/"]
[blogcard url="http://www.blendy.co.jp/"]
公表されたから改善されているかもしれませんが、企業体質の問題もありますので注意してください。
対策として
見学を申込む際に現地待ち合わせを申し込むことが有効です。
現地待ち合わせでしたら、その物件が契約済みでしたら案内することはできませんよね。
不動産会社側は「オーナーさんが禁止している」、「社内で認められていません」などと断ってくると「おとり広告」と疑っても良いです。
おとり物件・おとり広告を見極めるために
[blogcard url="https://nomad-a.jp/"]
不動産サービス「ノマド」ではインターネット上でおとり物件のチェックができます。
他のホームページで見た物件のURLを入力すると本当に募集している物件か確認できるサービスを行っています。
おとり物件のチェックだけなら無料で行えるので事前にチェックすると無駄な時間を省けます。
このサイトで2016年1月に問い合わされた物件の9,000件のうち、5,300件が募集がされていない物件でした。
おとり広告に騙されて、気に入らない物件の案内をされる時間は本当に無駄だと思います。
就職や進学で引越しを考えている方は、大切な時間を失いかねません。
自分が本当に気に入った物件をいち早く見つけるためにも「おとり物件」には騙されないで良い不動産会社に出会えることを願います。