がっちりマンデー!! ビジネス関連

[がっちりマンデー] 儲かるスキマビジネス!(1)

2016年9月25日

儲かるスキマビジネス

株式会社ホープ

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福岡県福岡市にある株式会社ホープ。

なんともスッキリ、イケメンの時津孝康社長(35歳)。

どんなスキマでがっちりなんですか?

当社は自治体が保有している無駄なスキマでがっちりです。

どういうこと?

例えば、私たちはこれ(給料明細書)でがっちりです。

これの何でがっちりなんですか?

余っているスペースでがっちり。広告です。自治体の余っているスペースに広告を入れる。

領収書

時津孝康社長が見つけたのは公務員の給与明細書の余白。

ここに民間企業の広告を載せちゃうビジネスです。

給与明細とかになると、誰がもらうかというと100%公務員なんですよ。公務員の方々は非常に収入も安定している。例えば横浜市の公務員の給与だとタテ・ヨコで切ると、めちゃくちゃニッチな所に広告を出せる。

このスキマビジネス、まずは株式会社ホープが自治体から空きスペースを買い取り、広告を出したい企業に販売するという流れです。

現在、全国あちこちの公務員の給与明細に株式会社ホープ経由で広告が載っています。

見開き部分にカラー広告を入れているところや、スキマというスキマをびっしり使って、なんと4社も載せている自治体もあります。

お役所の紙

時津孝康社長が目をつけたスキマは給与明細だけではありません。

あらゆる、お役所が出している紙のスキマを狙っています。

例えば書類などを入れる封筒の裏面に広告がびっしり。

自治体指定のゴミ袋にも載っています。

ちょっとユニークなものだと、熊本市のゴミ収集カレンダー。

しかも「ゴミのことなら」とか、広告が連動しています。

「こんな帯状の枠で売れるのかよ」と言われるんですけど、売れます。

お役所が出している紙はどれも、どういう人が見るかはっきり決まっています。

なので、その見る人をターゲットにした広告が比較的、低コストで出せます。

だから広告を出す企業にも人気です。

その極めつけは、

婚姻届の書き方、自治体に行くと書き方の注意の紙がある。この裏面も広告として。

マンションですね。

お二人で結婚した瞬間に「家を買います」って会話になるじゃないですか。めでたい瞬間ですからね。

なんとも具体的な広告です。

自治体のメリット

株式会社ホープが仕掛けたスキマビジネス。

地方の自治体にとって最大のメリットは当然、財源の確保です。

なかには年間1,000万円以上の広告収入を得ている自治体もあります。

企業のメリット

広告を載せる企業にはこんなメリットがあります。

自治体の印刷物の広告は誰でも出せるわけではない。自治体サイドも一定の審査をする。私達も色々な審査をした中で、この会社だったらOKと、信用度の高い広告を出せる。会社のブランディングとか信用の向上には、一つ大きなメリットがある。

県や市のお墨付きってことで企業の信用度アップにつながります。

あとお役所から届く紙は、皆さん意外と捨てません。

なので広告も長い期間見てもらえます。これもメリットの一つです。

時津孝康社長

11年前の2005年、時津孝康社長が学生時代にたった一人で立ち上げた会社、株式会社ホープ。

お役所向けのビジネスを選んだ理由は友人が自治体管轄の場所にフットサルコートを作ったのを見て、自治体には結構スキマがあるってことに気付き、お役所向けのビジネスをしようと考えました。

今や全国329の自治体と契約。

年間売り上げも15億円以上です。

さらに今年、念願の上場企業に躍進。

ひたすらスキマを見つけてやってまいりました。

スキマ好きですか?

嫌いじゃないですね。

自治体は収入がアップしてがっちり、企業はピンポイントにアピールができてがっちり。

もちろん株式会社ホープもがっちりです。

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