[ガイアの夜明け] 「レジャー施設」新たな戦い

「レジャー施設」新たな戦い

東京都日野市の中心部から車で15分ほどのところにあった遊園地「多摩テック」。
本格的なレースが楽しめるゴーカートなどが人気でしたが、7年前の2009に閉館しました。

神奈川県川崎市多摩区にも家族連れで賑わった施設「向ヶ丘遊園」がありました。
昭和初期の1927年にオープンした歴史ある遊園地でしたが2002年に閉園。

少子化の影響などもあり首都圏でも遊園地が減少しています。

東京ディズニーランド

オープンから4年目の1987年、約40億円を投資してビッグサンダーマウンテンを建造。
人気No.1のアトラクションとなり集客の目玉になりました。

その後も大型の投資を繰り返し、2009年には約100億円をかけてモンスターズ・インク「ライド&ゴーシーク!」を建造しました。

1年半前の2014年には開園以来人気を維持するジャングルクルーズ:ワイルドライフ・エクスペディションを約16億円をかけて改装。
日が暮れたあと、昼間とは違う雰囲気を楽しめるようになりました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

2001年に開演したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。
近年、次々に新しいアトラクションを建造しています。

2年前の2014年には約450億円をかけてウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターを建造。
初日は3,000人以上の大行列ができるほどの人気スポットとなり、その年の入場者数が大幅に増えました。

2016年の今年には約100億円をかけてジュラシックパークを題材にしたジェットコースター、ザ・フライング・ダイナソーを建造しました。

よみうりランド

東京都稲城市にある「よみうりランド」。
東京オリンピックが開催された1964年にオープンしました。

一時は閉園の話もあったそうですが、夏の蛍の鑑賞会や冬のイルミネーションなどで少しづつ来園者を増やしてきました。

そのよみうりランドが社運をかけて大勝負に出ようとしていました。
手を組んだのは日清食品株式会社や日産自動車株式会社、株式会社ワールド、コクヨ株式会社など大手の企業です。

様々な業種のメーカーと協力して今までにないアトラクションを開発することにしたのです。

このプロジェクトは7年前に立ち上がりました。
多くの遊園地が閉鎖していくなか、生き残る方法が議論されていました。

グッジョバ!!

このプロジェクトは「グッジョバ!!」と命名されました。
「いい仕事+楽しい場所」を組み合わせた造語です。

子供たちに「ものづくり」を楽しみながら学んでもらえる施設です。
総工費は約100億円の巨大プロジェクトです。

「ものづくり」というテーマを提案したのは株式会社よみうりランドの関根達雄会長です。

子供の夏休みの宿題で自動車工場を見にいった、最初イヤイヤついてきた子供が目を輝かせていた。一つの部品を組み立てさせるとか、本当に参加できればもっと面白いのではないか。

グッジョバ!!は自動車館、食品館、ファッション館、文具館の4つの施設で構成されています。
施設ごとにその分野のメーカーと協力してアトラクションを開発する、いままでにない試みです。

社運をかけた「グッジョバ!!」を任されたのが「グッジョバ!!」責任者の曽原俊雄さんです。

よみうりランドは1988年度のピーク時には約180万人の来場者がいましたが、2001年度には60万人にまで落ち込みました。
2014年度では約146万人まで回復していますが曽原俊雄さんは「グッジョバ!!」を躍進の起爆剤にしたいと考えてきます。

今までずっと大型の投資というのはなかった。ずっと耐えてつらい日々があったので、このチャンスを最大限生かすという思い。

ファッション館

岡山県岡山市にある株式会社ワールドインダストリーファブリック。
株式会社ワールドの子会社で縫製をしている会社です。

「グッジョバ!!」のアトラクションを練り上げるため、ものづくりの現場を見るために曽原俊雄さんが訪れました。

株式会社ワールドはタケオキクチやUNTITLEDなど服や雑貨など約80ブランドを展開しています。

曽原俊雄さんが目をつけたのが工業用の大型ミシンや工業用のアイロン。

さらにファッションショーの要素を取り入れることを決めました。

完成したアトラクションは小人になった気分で大型のミシンやアイロンをくぐり抜け、最後にはコースターが急降下しながら華やかなファッションショーの世界を駆け巡ります。
光と音楽でファッションショーの世界を楽しめます。最後には大量のカメラのフラッシュを浴びることができます。

自動車館

大阪市住之江区で完成した自動車館で使用される車両。

軽自動車サイズの車両にはライトやバンパーなどの車のパーツなど好みのパーツを選び取り付けて運転できるアトラクションを考えていました。
しかし単純に取り付けるだけでは「ものづくり」の醍醐味がないと感じていました。

完成したアトラクションは6~8種類のヘッドライトやバンパーなど色やデザインの異なるパーツを合計7種類取り付けるアトラクションになりました。
ただ取り付けるだけでなく、おもちゃの電動ドリルで取り付けることで「ものづくり」を体感できるようにしました。

1分40秒の制限時間内に組み立て、走行テストをして最後は貨物船に乗せて輸出されるストーリー。

車の完成度もチェックされます。制限時間内にパーツを取り付けられたかチェックされます。

食品館

「グッジョバ!!」のオープン日に一番の行列を作ったのが日清食品株式会社と協力して作った食品館です。

日清焼きそばU.F.Oの製造工程をボートで冒険するアトラクションです。

激流を下りながら焼きそばの様々な工程を見ていきます。
途中には焼きそばの香りもする場所も用意するなど細かい仕掛けがあります。

さらに「マイU.F.O.ファクトリー」では自分だけのオリジナルU.F.O.が作ることができます。
エビやコーン、ネギなど12種類の具材から4つを選び、さらにパッケージも自分で描いて1つ300円。

グッジョバ!!のオープン

オープンして最初の日曜日、3月20日。
約1,000人のお客様が行列を作っていました。

グッジョバ!!のオープンに合わせてワンデーパスをおとな5,400円、子供3,800円に値上げしても多くのお客様にご来店頂くことが出来ました。

去年の同じ週末と比べ倍近い約1万人のお客様が訪れました。

「ものづくり」というテーマでスタートしたが、これをどんどん発展させたい。新しい遊園地像をつくりたい。

アウトドア・アトラクション

龍神バンジー

茨城県常陸太田市にあるバンジージャンプ。
1回15,000円。

日本一の高さ約100mからのバンジージャンプです。
多い日には100人以上の体験者がいます。

わくわくスライダー

茨城県日立市にあるわくわくスライダー。
おとな520円、こども320円。

そりに乗って滑る日本一長い滑り台です。
その長さは約1.2km。最高速度は30kmにもなるそうです。

三島スカイウォーク

2015年12月にオープンした日本一長い吊り橋。
おとな1,000円、小学生200円など。

オープンから2ヶ月で20万人を突破した人気施設です。
長さは約400m。

Tree Picnic Adventure IKEDA

福井県池田町に2016年4月にオープン予定の木と森のテーマパーク「Tree Picnic Adventure IKEDA」。

林業の町として栄えていた池田町ですが1955年には約8,200人いた人口も2016年には約2,600人と過疎化が進んでいます。

その山の中で作られているのが「ジップライン」
高い場所にワイヤーをかけて滑車で滑り降りるアトラクションです。

このジップラインを考案したのが池田町役場特命政策課の山田高裕さん。
東京の大手広告代理店に勤務していましたが3年前にUターン。

池田町のジップラインの長さは480mで完成すれば日本一の長さになります。

また杉の木にクライミング用のホールドを取り付けて約10mまで登るアトラクションや本物の木を使ったアスレチック、ラフティング、キャンプやBBQなど自然を生かしたアウトドア施設を開発しています。

それが「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」です。
開発費は約6億6,000万円。町が一丸となって取り組んでいます。

オープンはGW前の4月27日を予定しています。

これは絶対に成功させる。池田町で暮らしたいと思う若い人たちが来てくれるようになるためにも何が何でも成功させたい。

水海の田楽能舞

2月15日、町の特別な日。
水海の鵜甘神社で行われる水海の田楽能舞がある日です。

水海の田楽能舞は750年の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財です。

山田高裕さんは池田町全体をテーマパークとして考えていきたいと思っています。

こういった部分を知ってほしい。触れてほしい部分の一つだと思っている。

ジップラインのテスト

ジップラインはワイヤーの張り具合で動きが変わります。
張りすぎるとスピードが出すぎて危険ですが、緩み過ぎると途中で滑車が止まってしまいます。

重さ40kgの重りを使い、数センチ単位でワイヤーの張り具合を調整していきます。

これだけ変化のある風景を見られるジップラインは日本にない。早く見せてあげたい。

体験会

3月21日、県内外から35組100人の親子が体験会に参加しました。

森の中のアスレチックは地上2.5mのコースです。
安全装置がついていても泣き出す子供もいる本格的なアスレチックです。

大人用には高さ12mのアスレチック。
高すぎて怖すぎます・・・

目玉のジップラインは最高速度50kmにも達するアトラクションです。
木々をくぐり抜けると高さ60m、ビル20階の高さに相当する渓谷が見渡せます。

滑走時間は約50秒。
池田町の雄大な自然を独り占めできます。

体験会では480mのコースが使用されましたが、オープンまでにはもう一本510mのコースも完成する予定です。
料金は3,700円です。

このジップラインを目玉に年間7万人の集客を目標としています。

さらにイノシシを使ったシシ鍋も振舞われました。
オープン後もお客様に提供される予定だそうです。シシ鍋大好きです!

さらに目玉のアトラクションとしてツリーハウスを考えています。
半年を掛け子供たちと一緒に作るツリーハウス。

この木の上に立って里山の風景を眺めながらお弁当を食べたり、本を読んだりできたらいいな。
5年10年かけて長い付き合いが、これからもずっと続いていけばと思っている。今後、僕らはまだまだプログラムを作っていかなければいけないし、そうすると池田町がどんどん面白い町になっていくと思う。

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コメント

  1. 匿名で失礼します。 より:

     テレビ、見ました。
     開園が近いですね。
     福井県池田町は山沿いなので、足(マイカー)が無いと、なかなか近くに行けません。
     足が無い人は「ライン料金:3,700円」に思案するかもしれません。
     もし、武生・福井駅から循環バスができて、かずら橋などを巡り、「その料金も含めて…」なら、考える人が増えそうです。
     盛況を祈ります。

    • hiroshi より:

      はじめまして。

      「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」のオープン楽しみですね。
      確かに交通の便はあまりよくなさそうですね。

      でも、あんなに自然の中で遊べる場所は数少ないと思いますので、息子がもう少し大きくなったら一緒に行きたいと思います。