[がっちりマンデー] ウチのNo.1社員は70歳オーバー!神業で日本会社を支える現役シニア!(2)

ウチのNo.1社員は70歳オーバー!神業で日本会社を支える現役シニア!

株式会社横引シャッター

続いてやって来たのは東京都足立区綾瀬にある横引シャッターという会社。

こっちが入口かな?

お邪魔しま・・・

「なんだこれ?」

なぜか提灯の飾り、しかもうっすらお祭りのBGMまで・・・

さらに進むと番組をお迎え頂くウェルカムボードを発見。

受付にはロボットのペッパー君が、

担当者をお呼びしますのであなたのお名前を教えて下さい。

あれ・・・

いらっしゃませ。

時間がかかりますのでどうぞ。

そうなんですね。

とりあえず会議室に通されたスタッフ。

社長を呼んで参りますのでお待ちください。

その社長を待っているとまたしても不安な張り紙が・・・

「話し始めたら止まりません」ってどういうこと?

どうもどうもこんにちは、初めまして!暑い中どうもありがとうございます。

横引シャッター社長の市川です。

市川慎次郎社長、

今日は業績の良い会社で取材に来てくれたんですかね?

今期5期連続黒字で増収で回ってます。

あ、そうですそうです、コレみてもらっていいですか、うちのイメージキャラクターで・・・

ちょっと、ちょっと社長・・・

本当に止まらなさそうなので、早速本題へ。

「70歳以上のNo.1社員の方がいると聞いたんですけど。」

平久のことですね。もう少ししたら来ると思いますよ。

ということで外で待っていると・・・

「あれ?あの人ですかね。」

あれ、平久さん?

「こんにちは」

「おいくつですか?」

90歳。

横引シャッターのNo.1社員は御年90歳で自転車通勤の平久守さん。

せがれは乗るのやめてくれって言うんだけど自転車が一番安全!

「普通90歳で乗れないですよね?」

・・・え?

一体、何のNo.1なのか?

作業着に着替えた平久さんについて行くと、

ここです!

そこが工場の片隅にある作業場。

平久さん、何を作ってるんですか?

滑車!

横開きシャッター

横引シャッターは車庫や工場などにある横開きシャッターを作っている会社。

上には滑車がついているのですが、平久さんはこの滑車作りの達人なんです。

滑車作り

作り方は結構シンプル。

軸に車輪を通し、先っちょの部分をハンマーで潰して固定していくんですが、この作業は単純そうに見えて意外と難しいらしい。

潰し過ぎちゃうと滑車がうまく回らない。均等に叩かないとガタつきが出ちゃう。

そのさじ加減が神業だという平久さん。

早速、そのお手本を拝見。

ガン!ガン!と結構アバウトに叩いていて、そんなに神業感はありませんが・・・

念のために若い社員さん、山坂さんにもやってみて頂き、出来上がりを比べて見せていただくと・・・

あら、結構違う!

若手社員さんの方は端っこが割れちゃっているけど、平久さんの方はかなりキレイ。

しかも若手が作った滑車はグラグラするのに、平久さんはびくともしない。

うーん、どのへんが違うのでしょう?

力では自分の方が強く打てるんですけど、平久さんの場合、均等に同じ力で叩いていく。

さすがにすごいな。

平久さんの滑車は先っちょの部分を全ての方向から同じ力で叩いてる。

だからこそ金属がキレイに均されて円形になるんです。

平久がやる前はクレームがあった。今はずっとないですね。

長年の経験。

さらに手作業にもかかわらず何個作っても出来上がりが一定。

いまや横引シャッターの滑車作りを一手に引き受けているんです。

平久守さん

元々は溶接の職人だった平久さん。

65歳で引退して以来、13年間仕事はしていなかったんですが、なんと78歳の時に再就職を決断。

なんでまた働こうと思ったのか?

暇で・・・1日が長くって。退屈でしょうがない、休んでいたら。

社長が「働く気があれば歳は関係ない」、じゃあ行ってみようかなと思って来た。

シニア採用

そう、実はこの横引シャッター、先代の社長の時からシニアの技術力に注目。

ドンドン雇ってきたとのこと。

60歳を超えても急に能力が落ちるわけでもないし、今までできてた仕事が急にできなくなるわけでもない。

なんで、

「おいくつですか?」

購買部次長の小林義正さんは、

68歳になります。

吉田信一さん、

70歳です。

渡辺義男さん、

66歳!

なんと社員の半分が65歳以上。

しかも皆さん、バリバリの正社員。

こうしたシニアの雇用を始めてからドンドン売上を伸ばし、いまや5年前から倍増となる年商3億円まで成長した横引シャッター。

ちなみに正社員の平久さん今年ちょっと嬉しいことが・・・

90歳で昇給しました。

まぁ嬉しいですよ。

ただし最年長社員の平久さんにはこんな特別ルールが・・・

雨の日は危なから休んでもらってます。小雨だと会社に来ちゃうんですね。「今から帰れよ」とは言えないですから。

「いつまで続けたいですか?」

死ぬまで!

生き甲斐だから。

これはますます、

横引シャッターは平久さんはがっちり!