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[WBS] 激変!グローバル流通業。「悩める巨人」大幅賃上げの裏で・・・

2016年6月16日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

Wal-Mart Stores, Inc.(ウォルマート・ストアーズ)

小売の世界最大手のウォルマート・ストアーズ。

経済雑誌の「FORTUNE」が先週発表したアメリカ企業の売り上げランキングで4年連続で1位を獲得したのがウォルマート・ストアーズです。

売上高は50兆円を超えますが、ネット通販との競争激化で、その売上が減少に転じるなど岐路に立っています。

そんな悩める巨人が乗り出した新たな改革とは?

株主総会

アメリカ南部、アーカンソー州ベントンビル。

人口4万人の地方都市です。

車で少し走ると見えてくるのは青い看板。

ウォルマート・ストアーズが本社を構えています。

その近くに6月3日、長い行列ができていました。

約1万4,000人が集まったのはウォルマート・ストアーズの株主総会です。

日本のテレビからはWBSのカメラだけが取材に入りました。

進藤隆富キャスターは

株主総会には世界各地の従業員が参加しています。こちらはイギリス、その隣はブラジルからの参加です。

ウォルマート・チアと呼ばれる掛け声を競い合うウォルマート・ストアーズの従業員は世界28ヶ国から無料で招待されました。

日本の西友からも100人以上が参加しました。

今年は例年とは違う演出がされました。

ダグ・マクミロンCEOが一人の従業員に歩み寄ると

ドワイトさん、アシスタント・マネージャーに昇格だ。

株主総会という晴れの舞台でCEO自ら昇進を祝います。

従業員を大切にする姿勢をあえて見せたのには理由がありました。

賃金引き上げのデモ

2015年に全米で巻き起こった賃金引き上げのデモ。

「最低時給15ドル」を求める声があがる中、当時最低時給7.3ドルだったウォルマート・ストアーズは特に批判の的でした。

そこでウォルマート・ストアーズはアメリカで働く約120万人の賃上げを決断。

最低時給は2015年の7.3ドルから10ドルに上がり、投資額は2年で28億ドルになります。

ダグ・マクミロンCEOは

違いを生み出すのは従業員であるあなたたちです。

従業員の変化

賃上げで従業員の生活は変わったのでしょうか?

入社2年目の20歳の野菜売り場担当のホセ・ピカゾさん。

時給は13ドルから15ドルに上がった。生活は楽になったよ。

正社員のホセ・ピカゾさん。

賃金は手取りで約3万円ほど増えて約25万円になりました。

賃上げを機会に高級車BMWを中古車で7,000ドル(74万円)で購入しました。

念願の愛車です。

賃上げで働く意欲が高まった。

賃上げの代償

しかし大規模な賃上げの裏には大きな痛みもあります。

カリフォルニア州オークランドにはWalmartの看板が外された建物があります。

2016年1月に閉鎖したのです。

近所の人は

従業員の賃上げをしたあkら閉店したのでは。

ウォルマート・ストアーズは今年、アメリカ国内の約4,700店舗の内、150店舗以上を閉鎖。約1万人を解雇しました。

ネット通販

背景にあるのがネット通販との競合です。

アマゾンなどにお客様を奪われ、2016年1月期は過去30年で初めて売上が前年比を下回りました。

ウォルマート・ストアーズも巨額な資金を投じネット通販事業を展開していますが、まだ売上の3%未満で収益の柱とはなっていません。

この現状をダグ・マクミロンCEOは

ネット通販と賃上げなどの投資が響いたのは確かだが、必要な人材を確保するため、やるべきことはやる。人材こそが競争力を生む。

苦悩するウォルマート・ストアーズ。

次なる成長に打ち出したのは人材の強化でした。

ウォルマート・アカデミー

人材育成の最前線とも言える施設がアーカンソー州フェイエットビルの従業員教育の施設「ウォルマート・アカデミー」です。

2016年2月にオープンしたばかりのウォルマート・ストアーズ初の教育施設です。

販売や接客を従業員に教えるための学校です。

今後、このような施設を全米で200ヶ所以上つくり、年間14万人以上を教育します。

その中で最も力を入れるのが、隣の店舗での実地訓練です。

マイケル・ヒルマネージャーは

3メートルの距離に近づいたらお客様にあいさつをする。この「3メートル・ルール」を教え込む。

そうした教育によって育てようとしているのは、こんな従業員です。

地元産のスイカの試食はいかがですか?

スタッフが店内で試食を勧める。巨大店舗が売りのウォルマート・ストアーズではこれまでになかった光景です。

人材の質を上げ、店の魅力を高めることでお客様を呼び戻す狙いです。

ダグ・マクミロンCEO

従業員が顧客満足を高めることが成功につながる。人材はこれからも大切だ。

人への投資に大きく舵を切ったウォルマート・ストアーズ。

悩める巨人は再び成長軌道に乗れるのでしょうか?

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カテゴリー:ビジネス関連
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