給与を日払いにするサービスが注目を集めています。
理由は日払い制度を導入することによってアルバイトの応募数が通常の3.7倍になるなど人手不足の中で人材を集める重要なツールとなってきています。
さらに従業員の満足度も上がりアルバイトの定着率もアップするといわれています。
この給与の日払いサービス。どんなものなのか取材しました。
株式会社和心
[blogcard url="https://www.wagokoro.co.jp/"]
東京・原宿の雑貨店、かすう工房原宿店。日本文化を世界に発信しようとかんざしや帯留めなどを販売しています。
この店舗を運営する和心の従業員は400人以上、その内の約7割がアルバイトスタッフです。
店舗だけでなく本社でもアルバイトスタッフが多く働いています。
そこで経営者の頭を悩ませているのが、若槻愛執行役員によると、
全国的に人が足りないといわれる時代の中で採用もすごく難しい。われわれもすごく苦労している。
人材確保のため和心はある制度の導入を決めました。アルバイトスタッフの給与の日払い制度です。
日払い制度
ある調査では求人情報をサイトに掲載する際、給与の支払い方法を日払いにすると応募数が約3.7倍になるといいます。
ただ会社側にとって事務的な負担は大きくなります。
しかし、
社内の人事・労務・総務の負担が少ないのも導入のきっかけになった。会社のオペレーションはそのままで従業員がサービスを受けられるのはいいと思う。
株式会社enigma
[blogcard url="https://www.enigma.co.jp/"]
和心が導入を決めたのは6月1日から始まるエニグマペイという企業向けの給与支払いサービス。
エニグマの小口敦士COOは、
企業の負担が一切なく0円のシステムサービス。料金は従業員から一部手数料をいただく。
従業員がスマートフォンのアプリを使って日払い申請をするとエニグモが一旦、企業の代わりに給与を支払うという仕組み。
その時、申請額の6%と100円が利用料としてエニグマに支払われます。
導入企業と連携して従業員データと勤怠給与データをもらっている。
例えば1日1万円の日当で2日働いたAさん。アプリには自分が働いた現在の給与額の2万円が表示されます。急にお金が必要となり、1万円を申請するとシステム利用料の700円を引いた9,300円がAさんの銀行口座に振り込まれます。
最短で当日申請、当日振込みが可能。朝9時25分までに申請すれば、その日の12時~15時に銀行営業日であれば振り込まれる。
6月1日のサービス開始時点で飲食業や人材派遣、小売業など4社が導入する予定。
和心のアルバイトスタッフは、
自分が困っているときでも支払いができるので、あったらすごく便利だと思う。
「日払い制度で働きやすくなる?」
やる気でる。
この日払いサービスは人手不足解消の救世主になるのでしょうか?