[WBS] 中国で「規制」に着手!仮想通貨事業は海外へ・・・

ワールドビジネスサテライト(WBS)

仮想通貨から巨額の富を生み出す可能性のあるマイニング作業。

今、その現場に変化が起きています。

仮想通貨は売買以外の方法で一山当てようという人たちにとっても魅力的な存在だといいます。

仮想通貨の取引はセキュリティー対策として記録をする必要があります。

ただ、そのためには非常に膨大な計算が必要になってきます。

そこに大量のコンピューター作業で貢献する人たちがいます。彼らの目的は新たに発行される仮想通貨です。

これを計算の対価として得ることができるという仕組みになっています。

この作業は鉱山から金を採掘するイメージから「採掘(マイニング)」というふうに呼ばれていて、これが巨額の富を得る可能性を秘めていると考えている投資家も少なくありません。

マイニング作業が活発だった中国は政府の規制が強まっているために、マイニング作業が新しい新天地に移転を始めています。

その現場を取材しました。

中国の採掘工場

中国・上海の郊外にある5階建ての建物。その一室に特別な施設がるといいます。

オーナーが案内してくれました。

ここで仮想通貨を採掘しています。

中では大量のコンピューターが動いていました。

目的は取引のデータを計算し、対価として新たに発行される仮想通貨を得ること。

鉱山から金や銀を掘り当てる様子に例えて「採掘」と呼ばれる作業。

オーナーは新たに発行される仮想通貨を狙って採掘を始めたが思惑通りに行かない事態に陥ったといいます。

中国当局が一部の採掘工場を閉鎖したらしい。

地方を管轄する当局から出されたとされる通知書。どの紙にも「採掘中止」と書かれています。

中国当局は2017年の秋以降、仮想通貨の取引だけでなく採掘場の規制にも着手しました。

この採掘場もいつ潰されるのかわからない。オーナーの男性は新たな策を考えていました。

それは、

この採掘場が閉鎖されたら海外に移る。設備があれば問題はないはずだ。

規制を逃れるために移る海外とはどこなのか?

中国・深セン

その答えが中国のシリコンバレー、深センで見えてきました。

深センのシンボルともいえる電気街、店のショーケースの上に並んでいたのは仮想通貨の採掘マシンです。

最近、ある国のお客様が採掘マシンをよく買うといいます。

ロシア人のお客様が一番多いです。とにかく毎日たくさん来るわ。

モスクワから来たという男性もロシア人。この日、8台の採掘マシンを購入しました。

ロシアで新たに採掘工場を立ち上げるといいます。

問題はないのか?

正規の合法な工場だよ。

どうやらロシアでは仮想通貨の採掘ができるようです。

電気店の店員は、

ロシアでは政策で採掘を支えているのよ。詳しくは知らないけど。

PandaMiner(パンダマイナー)

採掘マシンのメーカーも中国での需要の先細りを危惧して動き出していました。

深センに本社を置くパンダマイナーは2年前に創業したばかり。

採掘マシンの製造・販売に特化したベンチャー企業です。

我々はこれからスピードを早めて海外の連携パートナーを探し、海外市場を拡大しようと思う。

社長が海外で最も期待を寄せる販売先がロシアです。

ロシアが政策で採掘を規制しなければロシアは重要な「採掘基地」になる。

Russian Miner Coin(ロシアン・マイナー・コイン)

ロシアでいま何が起こっているのか?

モスクワ中心部から車で40分ほどの場所に行くと・・・

豊島晋作記者、

現在気温マイナス10度。かつて自動車工場だったという巨大な建物の中でビットコインが作られているということで中に入っていたいと思います。

中はどうなっているのか?

大量の機械が並んでいます。

並んでいるのは全てビットコイン採掘用の機械。

ここは4,000台の採掘マシンが稼働する世界最大級のビットコイン鉱山です。

工場の担当者は、

今は4,000台だが、2倍の8,000台に増やす計画。ロシアでは「採掘」は禁止されていない。

今後も投資を拡大するといいます。

強気になるひとつの理由はロシアの気温です。冬はマイナス10度以下で夏も涼しい。

一般的に採掘工場では70度以上の高音になる採掘マシンを冷却する必要がありますが、ロシアは気温が低いため冷却費用がほとんどかかりません。

他の国より低コストで仮想通貨を採掘できるのです。

世界最大級のビットコイン鉱山を立ち上げたドミトリー・マリニチェフ社長、最近のビットコインの価格急落をどう見ているのか?

ビットコインの価格は人々の不安や恐怖で乱高下しています。ただ長期的には価格は上がるでしょう。

見通しはあくまで強気です。

グローナルな価値の交換システムが大きな変革を遂げています。このシステムに加わる人々はこれからも世界で増える。

ロシア議会では独自の通貨「クリプトルーブル」を公的な決済手段とする法案が審議中です。

クリプトカンファレンス

この冬、モスクワ郊外で開かれた仮想通貨のイベント「クリプトカンファレンス」では様々な年代の人が集まりました。

参加者は、

仮想通貨「採掘」は有望なビジネス。

システムは完全ではないけれど、実際のお金より仮想通貨のほうが盗まれにくいのでは。

仮想通貨にとってロシアは最後の楽園となるのでしょうか?

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