[WBS] ZARAの本拠地スペインにユニクロが進出!勝算は?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アパレル大手のユニクロが日本時間の9月20日の夕方、スペインのバルセロナに1号店をさせました。

ただバルセロナではファストファッション大手のZARAが待ち受けています。

現地には豊島晋作記者が行っています。

バルセロナ中心部のユニクロ1号店前です。店舗はこちら、築100年以上の建物の3階から地下1階が店舗となっています。すでにオープンから6時間以上が経っていますがご覧の人だかり、そして道の向こう側には大勢の行列ができています。

ユニクロにとってバルセロナへの出店は特別な意味を持っています。それは道路の向かい側、スペインはファストファッションで世界一のアパレルブランド「ZARA」の本拠地だからです。

スペインでは人々が死に絶えてもZARAは生き残るとも言われます。ちょうどZARAとユニクロの1号店が睨み合う格好となりました。

ライバルの本拠地で勝算はあるのか、取材をしました。

株式会社ユニクロ

9月20日にオープンしたユニクロ バルセロナ店。

午前中から大勢のお客様で賑わいました。

お客様は、

シンプルなデザインが好き。ほかの服と組み合わせが簡単そう。

品質が良いのがわかる。

現在、海外に約1,000店舗を展開するユニクロ。バロセロナは海外展開のきっかけになった街で出店は柳井社長の悲願でした。

柳井正社長は、

ここに立てるのはどこよりもうれしい瞬間。インディテックス系列の店がたくさんあって観光客が暑いのに秋冬物をどんどん買っていたので海外展開するならバルセロナがいい。

インディテックス

インディテックスとはスペインが誇るファッションブランド「ZARA」を展開するアパレルメーカー。

その特徴は、

薄手のセーターは12.95ユーロ。1,700円くらい。

ZARAはヨーロッパのトレンドファッションを低価格でいち早く消費者に届けるというファストファッションの草分け。

デザイン性の高い商品を2週間ごとに入れ替える高速回転で消費者を飽きさせない戦略です。

バロセロナ市民は、

ZARAは好きな服が手ごろな価格で手に入る。

「ユニクロは知っている?」

知らないわ。

インディテックスの売上高は約2兆8,000億円とファーストリテイリングの約1兆7,800億円から1兆円以上上回ります。

巨人ZARAとどう戦うのか?

ユニクロの戦略

ユニクロスペインの小林孝丞COOは、

やはり商品の品質をきちんと伝えていくことが非常に大事。

まずはユニクロが得意とする商品の耐久性や品質をアピールします。

さらに、

こちらは日本でも定番のウルトラライトダウン。バロセロナはバイクに乗る人が非常に多く寒暖差も激しいので朝、バイクに乗る時にこれを着てもらう。

地元の人々の生活に合わせて機能性を売りにした商品を重点的に投入するといいます。

また冬でもコートやジャケットの下にTシャツを着るというバルセロナ男性に合わせヨーロッパの店舗としては初めて常設のTシャツ専用エリアを設置しました。

一方、柳井社長は今後ZARAのように商品の企画から販売まで期間を短くする高速回転戦略も強化する方針です。

柳井正社長

「商品の入れ替えを2週間に縮めることもある?」

ZARAはそうだが、我々はファストファッションではない。ファッションをできるだけ早く料理して機能性重視のユニクロの服にしていく。

「ZARAの旗艦店前だが勝てる?」

どうですかね、お客様が判断する。