[WBS] 【THE行列】無重力かき氷

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社つぼ市製茶本舗

大阪・堺市の住宅街に佇む町家。

のれんをくぐり中に入ると店を埋め尽くすお客様。

夏には約30組が並びます。

インターネットで見て、すごくおいしそうだった。すごく待ちそう。

たぶん1時間以上は待っている。

長い日には2時間待ちだといいます。

お客様のお目当ては「かき氷」。

茶寮 つぼ市製茶本舗

老舗のお茶店が3年前に開いたカフェです。

抹茶金時と煎茶のセットです。

夏に殆どのお客様が注文するのが巨大な「かき氷」。

もう驚きですね。こんなに大きいとは思わなかった。すごく濃厚ですね。

一番人気の利休抹茶ミルク金時(880円)。

まず目を奪われるのが、その大きさです。高さを測ってみると約20cmもありました。

さらに、

フワフワでした。すごく軽かったです。

氷がものすごく細かく削られていて、ものすごく柔らかい、全然ざらざら感がない。お茶屋さんだからお茶の味が美味しい。

まるで「わた菓子」のような軽やかな食感からインターネットでは「無重力かき氷」と呼ばれ話題になっています。

その作り方とは?

氷を高速で削り、皿を小刻みに回しながら無重力かき氷に仕上げていきます。

1皿にかける時間は、なんと5分。

最大の秘密はかき氷機の「刃」にあります。

辻冴織副店長によると

堺の老舗の刃物店に、この店のために特別に作ってもらった刃です。

氷を削る上でもっとも重要な刃。

刃物の町としても知られる堺の老舗刃物店が特別に作ったものです。

毎日回転するので、既製品はすぐもろくなるが、これは切れ味と角度を保ったまま使えるので、この刃に替えた。

抹茶シロップ

かけるのは濃厚な抹茶シロップ。

お茶鑑定士の資格を持つ谷本順一社長が自ら考案しました。

何十種類のお茶の品種から選ぶ。他社の数倍の量を使った抹茶シロップ。蜜の原材料も全然違う、レシピは社内でも数人しか知らない。

株式会社つぼ市製茶本舗の悲願

これほどまでに抹茶かき氷に情熱を注ぐ理由は店の2階にありました。

これは創業当時から伝わっていて、唯一焼け残った看板。いつの日か堺にかけられるようにとの思いで開店した。

株式会社つぼ市製茶本舗は戦後の混乱を避けるため、一度やむなく創業の地、堺を離れます。

「いつか堺に戻り、堺のために尽くす」ことが先代からの悲願でした。

そして2011年、境の町に残る古びた町家を買い取り、行列のできる新たなカフェに生まれ変わらせました。

創業から160年ささえてもらった地域に、恩返しをしたいという思いがあります。

老舗の伝統を受け継ぎ、かき氷で創業の地の活性化を狙います。

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