[モーニングチャージ] 広がる快音ビジネス!心地よい音をデザイン!

モーニングチャージ

東芝テック株式会社

これまで家電などから出る音は静かにすることを考えて作られてきました。

しかし最近では、この音を心地よい音「快音」にする開発が進められています。

そこにいち早く注目した企業がデジタル複合機などを中心に扱う東芝テック株式会社。

東芝テック株式会社の山口雅夫さんは、

動作音を心地よくする技術を開発してきた。

約10年前から快音に関する研究を開始し、3年前にデジタル複合機に初めて導入。

緻密な構想設計が必要だったといいます。

動作音をグラフ化したものでは、その中のわずか約0.03秒の音を消したことで聞き心地が良くなったといいます。

製品にはモーターやファンなど様々な音源があり、そのひとつひとつを細かくチェック。

衝撃音などの不快な音を消し、快音化につなげているのです。

オフィスをより心地よい環境にする製品を開発している。

中央大学

こうした快音に関する研究は大学でも行われ、製品開発に生かされています。

学生たちが研究をしているのは車のエンジン音から感じる加速感の違いです。

エンジン音で感じる速さが変わるといいます。

映像は同じですが早く感じるエンジン音があります。

こうした結果をデータ化し、製品開発に役立てているのです。

学生を指導しているのは快音研究の第一人者、中央大学理工学部の戸井武司教授。

これまで様々な企業からの製品開発の依頼で250以上の快音化に成功しています。

例えば人が色を見て感じる温度が変わるように、音によっても人が感じる温度が変わるといいます。

実際に2つの音を聴き比べてみると、低周波の音は暖かく感じて、高周波の音は冷たく感じます。

エアコンから出る音を変えることで、暖房なら体感温度を上げると設定温度以上に暖かく感じる。

同じ空間で違う音

そして現在行われているのが同じ空間でも違う音が聞こえるようになる研究です。

室内を移動してみるとボーカル入りの曲が、楽器だけの曲に変わりました。

ポイントは7つのスピーカー。

それぞれ音のバランスなどを変えることで音同士を干渉させ場所によって聞こえる音を変えていたのです。

この技術が応用できるのが車の中です。

運転席はエンジンやブレーキ音が聞こえ、助手席では音楽のみ聞こえるようにするなど同じ空間の中でも必要に応じて音を変えることができるといいます。

人ごと、空間ごとに音を変えていき、より高い機能性や快適さを世界が待っていると思う。

音が持つ、新たな可能性。

快音ビジネスは今後も益々広がりを見せそうです。

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