[がっちりマンデー] ネットまとめに負けない!「リアルまとめビジネス」(2)

ネットまとめに負けない!「リアルまとめビジネス」

株式会社TORICO

千代田区飯田橋にある倉庫のような建物。

「TORICO」、トリコと呼ぶのかな?

株式会社トリコの濱田です。

虜になっちゃうほどダンディーな濱田潤執行役員について階段を上っていくと、案内された先にはズラリと店が並んでいます。

そこに積み上げられた大量の本。よく見てみると全部「漫画」です。

どういうことですか濱田さん?

トリコはインターネットで漫画を全巻まとめて販売してます。

漫画全巻ドットコム

トリコがやっているのは漫画の全巻まとめ売り。その名も「漫画全巻ドットコム」。

もう一度漫画が読みたくて買われる方が多くて、30代の方が一番多い。

トリコが始めた漫画の全巻まとめ売りは、いわゆるオトナ買いができるようになった30代の人達に大人気。

でも、漫画だったら本屋さんで買えばいいじゃんって思ったそこのあなた、本屋さんで漫画を全巻買おうとすうると最新刊以外は途中で歯抜けになっていてなかなか揃わないってことありません?

ではネット通販で、と思ってみてもこれも意外に品切れになっている場合が多い。

キャプテン翼の4巻が入荷待ちでスラムダンクは17巻が入荷待ちって具合です。

ところがトリコでは、

漫画の全巻セットの品揃えは間違いなく日本で一番です。絶版以外であれば全部あります。

トリコが儲かるヒミツ

最大の特徴はその品揃え。

取り扱っている漫画は3万2,000タイトル。どの漫画もちゃんと揃っている。

だから、こんな儲かりハプニングが、

アメトークで「キングダム芸人」を2年前にやっていたんですけど、その時、一月で4,000セット以上売っている。8,400万円の売り上げ。

キングダムがどの本屋さんでも在庫がないってなった時には注文が殺到。一月で当時の全38巻セット、4,000セット、8,400万円も売り上げました。

もう神です!足向けて寝られない!

それにしても、なんでトリコだけが全巻まとめ売りができるのか?

そこには出版社との独自の関係がありました。

トリコはズバ抜けて返本率が低い。

返本

「返本」、それは本屋さんが売り切れなかった本を出版社に買い戻してもらうこと。

1巻ずつ販売している本屋さんの場合、一番の売れ時は新刊発売日。ところが3日ほど経つと売り上げは急激に落ちていきます。

この波が結構激しいので需要が読みづらく売れ残り、つまり返本する羽目に。

しかしトリコのように全巻まとめてのビジネスは売上がかなり安定しているから需要が読みやすい。

だから書店業界の漫画の返本率が平均27%なのに対してトリコは1%以下。

返本しないことによって出版社から仕入れた本を売ってくれる書店だと認識されるので我々のオーダーに対して出版社が本を満数入れてくれる。信頼関係につながっていく。

トリコなら納入した分を捌いてくれるので新刊だけでなく過去の巻まで売上が伸びます。なので出版社は他の書店よりも注文を優先してくれます。

その結果、トリコは全巻キッチリ品揃えができるってワケです。

マンガ全巻まとめにおまけ本棚付き

さらにトリコの全巻まとめ売りビジネスには文字通りお客様を虜にするとっておきの儲かりサービスがありました。

弊社の会議室なんですけど、ご来社いただいた作家さんのサインが入っている。結構、表の人たちには見られない憧れの部屋になっています。

案内されたのは漫画家のサインがぎっしりと壁に書かれたファンにとってはまさに夢のような部屋。

そこで見せてもらったのが、

「弱虫ペダル」という作品を全巻セット買っていただくと作家さんが描き下ろしてくれた箱に入って、本のお金だけでこういう特典がお客様のところに届く。

全巻、まとめて売れるのは漫画家にとってもうれしい。だからトリコ限定の特典用にイラストを描いてくれるなんてことも。

弱虫ペダルはボックスを付ける前は月100セット販売していた。ボックスつけると月1,500セットくらいになって、それが1年間くらい続いた!

さらに「クッキングパパ」の全巻セットには巨大な本棚が無料で付いてきます。

これもスゴくお金がかかっているけど、142巻まであるので利益は出る。

まとめることで読者も漫画家さんもトリコもうれしい。これはまだまだ儲かりそうですね安藤社長。

トリコは漫画の全巻まとめ売りでがっちり!

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